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懐中電灯の乾電池における実験結果

2019年04月23日 | FIELD NOTE

 地元の小学校に通う息子がこの春休みに懐中電灯を使用して乾電池の耐久比較なる実験を行い、その結果が実用に役立つと思われるので紹介する。懐中電灯はキャンプ等のアウトドアでは必要なアイテムであり、災害時等には必需品となります。海中電灯の実験から導きだされた結果が今後の海中電灯の使用に役立てば嬉しく思います。

 実験は春先のニューヨークの気温で大体10℃から20℃位の常温の中です。新しい懐中電灯(LED)を4つ購入し、ブランド名の違う単三乾電池を4種類購入しました。海中電灯の中にはそれぞれ2個の乾電池が納まります。2つの乾電池はアメリカでは良く知れたブランド品です。その他の2つは非ブランド品で値段も安い物です。材料は全て同じ店で同時に購入して来ました。夜の12時に ”せーの” で新しい電池を入れて懐中電灯のスイッチを入ます。どの電池が一番長く持つかという耐久実験の開始です。光力は同じです。めんどくさいのは常時この4つの懐中電灯から目が放せないという事です、出かける時はバックパックに入れて携帯し、夜も気になって眠れないという事で家族中が実験に巻き込まれました。その結果は以下となりました。

 

RA 電池、非ブランド品 59時間 18分 (47時間)

EN 電池 ブランド品 91時間 28分 (72時間)

DU 電池 ブランド品 91時間 35分 (72時間)

EV 電池 非ブランド品 120時間 51分 (96時間)

 

 上記の結果は電池の消滅した時間です。そして、各電池は消滅前に光力を失い弱い光となります、その時間帯は消滅までの20%の時間帯として概算し、懐中電灯として充分な明るさを保持して使える時間幅がカッコ内に記された時間です。予想外の面白い結果となりました。この結果から導き出される結果はこんな感じです。

 

*ブランド品の乾電池は数値が近いです、ブランド品の乾電池は点灯したまま3日間、72時間持ちます。即ちブランド品の乾電池は3日間持つ様にデザインされているという事が分かりました。

*非ブランド品(安く売られている)電池にはバラツキがありますが。2日間、約48時間持ちます。即ち非ブランド品の乾電池は2日間持つ様にデザインされています。

*同時に非ブランド品の安い電池にはブランド品に勝る耐久性を持っているものもあり4日間、96時間持つ物もありました。

*非ブランド品の電池を購入する時は、ブランド品の電池が一本100円ならば66円で同じ価値、それ以下ならお買い得、それ以上ならば割高と見る目安を持つ事が出来る。

*47時間、72時間、96時間、単三電池のデザインには懐中電灯での使用を想定した日数、2日、3日、4日という時間を電池の容量としてデザインされている?という勝手な解釈が当てはまってしまった。

 

 最近の懐中電灯の耐久性には驚いてしまった。最初は24時間から48時間程で終了する実験だと予想していたが、見事に裏切られた。時々ランドクルーザーのボンネットの中や下回り、あるいは夜中に懐中電灯で手元を照らしながら作業をする事があるが、電池がもったいないからといって細かくスイッチをオンオフにする必要は無いのである。電池が新しいかどうか、新しい電池を携帯しているかどうか、がポイントなのであった。実験内容が参考になれば幸いである。

 


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