自動車を製造した人々にとって手掛けた車が好評でよく売れるという事は嬉しい事だと思う。また、別の観点で37年前に販売した自動車が極寒のニューヨークで現在も使用されているという事も誇らしい実績の一つだとも思う。条件的には趣味の旧車ではなくて路上駐車の実用車で日曜日を除いて毎日使用し続けている。発売当時は耐久性とは走行テストによって得られたものだったとは思う。そして今日、その耐久性に耐久年数という実数が刻まれ続けているが、それは未知の領域で想定外な事である。流石に発売当初からランクル60は30年は使えますよ!とは思っていても言えない。なぜなら30年以上使用した人は誰もいなかったからである。今日、ランクル60の様な車を造れば30年は実用で使える。という一つの実績の伴った提示が存在する事となった。
夜更けにみぞれが降り、それが朝の寒波で凍結し街は氷で覆われた。凍て付いた路上をおそるおそる歩きランクルのドアを開けようと鍵を差し込んで回そうとするのだが、氷付いてドア鍵が回らない。後ろのハッチを空けて中にもぐり込みドアロックをひいてドアを開けようとするのだが凍り付いてあかん!。チョークを引いてイグニッションを回す、エンジンは一発で始動!チョークを引いたまま暫く暖機を行う。後ろのハッチから這い出しアイスシェーバーを手に窓に張り付いた氷をガシガシと削り落とす作業を行う。ドアの端をげんこつでトントン叩き続けドアノブを引くとバキッ!という音を立ててドアが開いた。シートに座ってチョークを戻す。エンジンが安定し携帯で時間を確認すると、やばい遅刻や!それがどうした。凍て付いた路上での運転に焦りは禁物。走り出すと路上は空いていた、今日は学校も仕事も2時間遅れだったそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます