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Landcruiser Emergency Network

2016年05月18日 | LANDCRUISER

 

ランクルを通信ノードに -トヨタ、 豪僻地で緊急時用メッシュネットワークの実験

Updated by WirelessWire News on 5月 13, 2016

 トヨタ自動車(以下、トヨタ)などが開発した、同社の大型四輪駆動SUV「ランドクルーザー」を通信ノードとして利用する緊急災害時用メッシュネットワークの話題が、米国時間12日に複数の米媒体で採り上げられている。

 トヨタが広告代理店のサーチアンドサーチ(Saatchi & Saatchi)ならびにアデレードにあるフリンダーズ大学(Flinders University)と協力して開発した「Toyota LandCruiser Emergency Network」というこのメッシュネットワークは、「アウトバック」と呼ばれるオーストラリア内陸部に広がる人口希薄地帯での運用を主に想定して開発されたもの。豪では携帯通信の電波が届かない地域が国土の約3分の2に及ぶ上、アウトバックのような過疎地では通常の携帯通信網を展開することも経済的に難しいため、たとえば砂漠地帯などで遭難しかかった場合に救助を求めることも困難な状況だという。

 ランドクルーザーは豪で推定50万台が使われており、とくにアウトバックの一部には同車のシェアが9割近い地域もある。そのため、悪路などにも強い同車輌を「移動するWi-Fiホットスポット」として活用できれば、台風や自然火災といった災害時にも利用できる通信網が実現できる、というのがこのこのメッシュネットワークの基本的なアイデア。

 この話題を採り上げたWIREDでは、グーグル(Google)やフェイスブック(Facebook)が取り組む気球やドローンを利用した僻地への通信環境提供の試みと比較しながら、同ネットワークの優位性を説明した研究者の話が紹介されているが、それによるとたとえば台風で気球が強風に吹き流されたり、ドローンが航行不能になったりするリスクや、野火による煙で電波が届かなくなるリスクなどが、このネットワークでは回避できるという。

 「Toyota LandCruiser Emergency Network」の仕組みは、Wi-FiやUHF波で車載用のカプセル型小型通信端末をつなぎ、P2P型のメッセージ用アプリをつかって通信するというもので、遅延耐性ネットワーク(Delay Tolerant Networking、DTN)の技術も使われているという。なお、この端末からは発信される電波の到達距離は最大で25キロメートルとされている。

 同ネットワークの開発者らは、将来的にこの仕組みを他の用途にも活用したい考えで、一例として、豪で農場経営者に義務づけられている動物捕獲用トラップの日々の見回りを省力化する例などを挙げている。

 

 

Landcruiser Emergency Network

  広大なアウトバックを抱えるオーストラリアでは国土の65%の地域で通信電波のインフラが整っていない。そこでアウトバックを走り廻る多数の移動するランドクルーザーを使ってより広範囲に電波を行き届かせるという斬新なアイデアが近い将来具体化する気配だ。

 

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