基礎とか基本というと、それは何か初心者の為にある様な感覚があるが実は違う。
今日はクルマのタイヤについての基本的な話題。
自分自身が知っているようで知らなかったり、忘れていたり。
時々基本を振り返る事が全てにおいて大事な事なのだと思う。
基礎、基本的なタイヤの知識に対して優しく教えてくれているのが Bridestone, Firestone が提供しているこの小冊子である。ここに書かれている内容を理解する事が基礎の全てとは言わないが、安全運転の為のタイヤに関する知識がまとめてある有り難い小冊子なので内容の一部を紹介したい。
Tire Care Basica (基本)
タイヤは命を預ける存在です。タイヤの重要性を理解し意識して備えておく事が必ず安全に繋がります。
アメリカではタイヤの空気圧の数値を示すのにPSI (Pound per square inch)という単位を使用します。
基本的な理解は、
タイヤを普通に使っている状態で毎月1psi ずつ空気圧は減少してくると言う事です。
そして、5ヶ月で10 psi の幅で空気圧は減少します。
また、空気圧は気温に左右されます。その幅は10F(12.2C)毎に1psi となります。
タイヤの適正空気圧を維持する為の基本的な知識です。
そのタイヤの適正空気圧は目で見て分かるものではありません。
空気圧の測定には必ず計器が必要です。
基本的にタイヤの空気圧は毎月計測する事をお勧めします。
そうでなくとも人と荷物を載せて長距離のドライブに出かける時は事前に必ず空気圧と確認しなければなりません。
タイヤが適正空気圧でない場合は、
走行距離と積載重量に比例し危険のリスクは高まります。
適正空気圧よりも空気圧が低いと、
タイヤの中の温度が上昇しバースト等の危険度は高まります。
タイヤのローテーションについてです。
クルマの持つ駆動力によってローテーションのやり方は異なります。
左側が、後輪駆動(RD)、或いは四輪駆動(4WD)のクルマです。
右側が、前輪駆動(FD)です。
目安としては5000 マイル(約8000 キロ)毎に。
別談ですが、個人的には普通に使っていてタイヤの寿命は4年と意識しています。
更に、スペアタイヤもタイヤローテーションの対象となります。
スペアタイヤは荷物や飾りではありません。
(ただし、この場合は同じサイズのスペアタイヤを備えているクルマが対象です)
左側が、後輪駆動(RD)、或いは四輪駆動(4WD)のクルマです。
右側が前輪駆動(FD)です。
タイヤの寿命はトレッドに現れますが、
トレッドの不自然な減りは診断の必要性を伝えるものです。
良いタイヤを装着していても監視が行き届いていなければタイヤの持つ本来の性能を堪能する事はできません。
夏に向けて安全運転でいきましょう。