ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

オーバーランダー達の探し物

2016年05月26日 | OVERLANDERS

 先週の一週間は夏前の休暇を取って自宅でゆっくりと過ごした。ゆっくりと言っても食料品の買出し。食事の準備や掃除など大方の主婦がやる様な家事を忙しくこなしていたに過ぎない。それでも午前中はロードバイクで汗を流し、お昼になると赤ワインをグラスに開けて食事を楽しんだ。当然その御昼の食事はワインに似合う料理という事で金と時間は掛けないがサラダを中心とした地中海料理にこだわって料理も楽しんだ。午後になると時間が有る時にやろうと思っていた室内の修理とペンキ塗りを行った。窓に架かるブラインドーを全て新調し壁や柱を白の艶消しとグロスで仕上げた。生活に未使用な物を処分し、書斎に並んでいた本も大量に処分した。その結果、今週は新しい気持ちが持てたと感じている。

 

 一週間という自由時間を久しぶりに過ごしてみて感じたことがある。それは食べると言う事と、住むという事に専念していたら暇な時間が無ったという事。特に住むという事の延長に家具なんかもあるんじゃないだろうかと思う。今の人は家具は店から買ってくる物だと思っているのかも知れないが、それは実につまらない事なのだ。住むっていう事の楽しみを商品が奪ってしまっているのじゃないかと釘とトンカチで本棚を造りながら感じた。出来上がった本棚は多少いびつではあるが自己満足には事足りている。

 

 先週末はアリゾナ州の フラッグスタッフの南に位置するモルモンレイク で オーバーランド エクスポ ウエスト が開催され今年は好天に恵まれ無事に終了した様子だ。昨年は5月にしては非常に寒く雪と冷たい雨に降られて泥にまみれたイベントであった故に、好天気に恵まれた今年はそれだけで有り難い機会であった。オーバーランドというテーマを考えてみると、そこには本来人間が楽しむ事の基本だが便利でサービスの過剰な時代の波でおおい隠されようとしている衣食住。すなわち、着る事(オーバーランドビークル)の楽しみ。食べる事(野外クッキング)の楽しみ。住む事(キャンピング)の楽しみ。を非(脱)日常的という手段で得て楽しもうとする姿勢が重なっている様に感じている。あるいは、オーバーランドという行動が忘れられようとしている衣食住の本体の楽しみ方を再び掘り起こし刺激し復活させてくれる機会になるのではないかと期待もしている。

 

コメント
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