ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

大西洋のうねりに呼ばれて

2016年05月15日 | 日記

 

 人は何かに対する強い関心や欲望を持ち続ける事によってその人生が豊かになるのだと思う。

 例えば、街を走る自動車の流れを見ながらクルマの年式やグレードがコンピューターの様に分かり、珍しかったり希少なクルマが走っていると眼孔が開いてその映像をキャッチし、そのイメージを長く頭の中に残せるならば、街のクルマの流れの光景を眺めていても刺激が異なる。そのように、いかに関心事を深めるかが人生を左右する鍵となるのである。

 

関心事が増えれば毎日の刺激は確実に増える。

 

サバンナに滞在中の昼間に3時間程の空き時間が出来た。

予定の時間までゆっくり昼寝をしたりコーヒーを飲みながらくつろぐ事も出来るのだが、

ジョギングをして汗を流せ!

とする自分の内の声に従う事にする。

そして、

内からの声は、

クルマを飛ばして大西洋の海岸に行け!であった。

という事で、いざ出発!

 

 サバンナの街からクルマで30分程東に行った所に TYBEE ISLAND という美しいビーチがある事を知っていたので、どーせ走るならば景色の美しい中を走ろうと思い行く事にした。

今日は暑いので、海岸に横たわるビキニのお姉ーさん達を眺められるな!

などという動機も混ざっている。

自分の内の声なるものというのは、どーも怪しい、

...

正体は下心の声であったりするのかも。

 

サバンナの街を抜けてから80号線を走ると、そこには低地の湿地帯が続く。

空気が澄んで日差しが眩しい。

地平線だね、開放感!

 

おっ!

視線は先方を走る一台のクルマを追った。

あ れ は、

 

フォード、アーリー ブロンコ

信号で止まりました。

クール! ((

 

TYBEE ISLAND に到着。

40分位かかったかな。

 

ここはカリフォルニアのSan Diego だと言っても通用する様な光景です。

 

80号線の終点、この先は大西洋。

 

クルマをパーキングに入れて着替え、

ジョギングシューズの紐を締めて、

いざ、出発!

 

平日という事もあり、人はまばらです。

 

このエリアのクルマは海岸でも錆が少ないな。

ニューヨークではこの時代のピックアップにはみんな穴が開いているのに。

 

街のあちこちにゴミ箱が設置されています。

そういえば、

80号線の道には亀横断注意!のサインがあったな。

この辺りでは、

亀が道に飛び出すのだそうだ! (注意!)

 

なかなか豪華なトーイングトイレです。

 

ビーチタイヤを履いた二輪車、

水に浮くね!

 

ジョギングに来たのに、いつの間にか散歩になっちゃってます。

 

 ビーチの砂場の手前で足を止めて、しばしこのポスターを眺める。

海岸のゴミが風化して砂屑になるのにどの位の時間がかかるかって...

 

プラスチックボトルは450年もの歳月がかかる。

アルミ缶は200年か...

 

現在のじーさんが昔子供の頃に水底で無くした釣りの仕掛け、

まだ水底にあるんですねぇ!

親子10代先、まだその先まで...。

 

 ガラス瓶などは永久的との事です。

 

 さーて、ビーチに足を伸ばします。

 

砂場はそれ程込み合ってはいません。

おっ!

ビキニのおねーさんがちらほらと、

しかし、それ以上に、

ビキニのおばはんとおばーさんがどっさり、

目のやり場に困るぅ。

 

ジョギングシューズの中は砂だらけです。

野生的というか、少年に帰った気分だ。

 

海岸の湿った砂浜には沢山の葦の枝が打ち上げられています。

 

さて、ピア(橋桁)の上を歩いてみます。

光と風、とても開放的。

 

サーファーのおじさんが波を待っています。

 

ピアの先にはタックルショップがありました。

店員は周辺で釣りに専念しているらしく見当たりません。

ヒラメが掛かるそうです。

 

あちら側(北)がニューヨークです。

 

そして、こちら側(南)がフロリダ半島となります。

 

正面の遥か彼方は、

アフリカ大陸です。

 

人間というのはこの大自然(海)の存在に比較すると非常にちっぽけなものですなぁ。

 

 クルマに戻ってパッセンジャーサイドのドアを開けてジョギングシューズを脱ぎ中の砂を払った。砂粒は履いていた靴下を貫通して足の指の隙間にしっかりと溜まっていた。汗をかいたTシャツを着替えてペットボトルの水を飲みながら歩いた道を回想しながら思った。これから、どれだけの期間今日目にした光景を覚えているだろうか?など。大切な事は何事も経験する事かな。そして、それにはちょっとした冒険心が必要だと思った。さて、約束の時間がせまっている。これから30分車を飛ばしてぎりぎり間に合うかなってとこだ。

 

帰り道で思った。

レンタカーではなくて、

ランドクルーザーで走ったらもっと良かったのにな。

 

ランクルが恋しい~!

 

コメント
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