ICON を製作するカリフォルニアの TLC は以前の北ロサンゼルスの Van Nuys から SOR(スペクターオフロード) と同じ街 Chatsworth にそのビジネスの拠点を移した。工場はより広くなったが雰囲気はアトリエ的で、4x4だけではなく米欧の旧車も ICON のブランドで復活させている。ICON というブランドは FJ40 から始まったが、今日 ICON は TLC が手掛けた車両を示し、これはブランドとしては特殊な位置付けであると感じる。
以下は Chatsworth にある新しい TLC の工場内の様子です。
ビジネスが発展し需要が増えたという事は、それだけ既存の車に満足していない人が増えたのだろうか?ICON ブランドが定着し信頼が増えた結果でもある。しかし、今後も ICON は少量生産という形を維持する方針。そこには ICON は工業製品というカテゴリーではなく作品でありたいとする意思を感じる。
TLC の ICON の人気の秘密はオーナーのジョナサンのカリスマ性を表現した所にもある。一流の芸術家は他人から盗んで自分の物にするが、二流の芸術家はただ借りてくるだけと言います。多くの人は意外とその所を分っていて、ICON にそれを感じているのかもしれない。