1983年の83716マイル(約144000キロ)のランドクルーザーFJ60が地元の市場に出てきた。製造から30年を過ぎたロクマルにしては少ない走行距離。外観から察するに、ガレージ保管で時々普通に使っていた印象がある。アメリカの北東部で仕様されてきた車体としてはかなり良い状態ではないかと思う。
ランドクルーザー60には3種類のブルーが存在する。1983年という年式から、これはミディアムブルー(カラー番号#857)である。1981年から84年まで続いた初期のロクマルのブルーである。
ロクマルオーナーが同じロクマルを観ると、外観だと具体的な錆の発生箇所や欠点を指摘する事が出来る。それは所有する事によって、経験が蓄積され自車と他車を比較的に観る事が出来る様になったからである。初期の所有時にはそれは観えてはいなかった。これを車種や年式には限られるが、その車の知識と呼ぶのであろう。もしも、将来に車を買い換える機会が生じた時に、同じ車を選択するならば、その蓄積された知識は大いに役立つであろう。しかし、他車や年式の新しい同車に乗り換えると、それらの知識は無駄にはならないが同じようには役にたたない。
次にまたロクマルを選ぶとしたら良い状態のロクマルを選び抜く事が出来るかも知れない。しかし、そう思った時には運良く良いとするロクマルが市場にあるとは限らない。そして良いと思うロクマルは異なる見方をする他人に嫁がれて行く。車の所有というのは縁かな。ただその縁というのも、よき縁を求める努力を継続する事によって名馬にめぐり合うのかも知れない。
自分の現行のロクマルには課題は多いが、まあそれも縁であろうと思っている。