2007年に生産が終了してから7年という期間が過ぎて、北米においてはランドクルーザー100をオーバーランドビークルとして使用するのがいいんじゃないかという流れがある。
大きな理由は3つある。まずは値段、平均車体価格が$15,000を下回る様になった事。(The best overland vehicles for under $15000, by Expedition Potal) 中古車を購入する時にはローンを組んだりするのだが、7年以上の歳月が過ぎると車の物としての価値が下がるので仮にローンが組めたとしても金利は高くなり、消費者と販売者の間には壁が出来る。消費者は一括で払ってしまうか、クレジットカードなどを使って高い金利を払って購入するか。販売者は在庫を抱えたくはない。で、その壁を両者が低くする為に交渉の余地が生まれてくる。結果、値段は下がる傾向に流れる。
2つ目の理由は車の持つ信頼性である。これは他のメーカーの同年代のSUVと比較しても分かる事で、あまり説明は要らないと思う。消耗部品を交換してきちんとメインテナンスがされていれば20万マイル(32万キロ)などのオドメーターの表示を見ても驚く必要は無い。アメリカでは平均的に西部で使用されてきた車はマイレージ(走行距離)が高いです。東部で使用されて来た車は走行距離は短く内装も意外と綺麗だったりしますが、管理が悪いと下回りなどに錆が発生しています。いずれにせよ、中古車の購入時には多少の手入れは必要となります。
3つ目の理由は使用目的です。独立懸架という足周りはオフロードに向かないと言われて久しいですが、実際に100を使ってアメリカは勿論アフリカやオーストラリア大陸等をオーバーランド旅行する人々が存在し、機能に問題なく道具としての役目を果たしている事から、荷物を積み込んでの長旅、未舗装地の走破性は先に挙げた信頼性と共に高い。ロッククローイングなどの使用はラングラーに譲るが、オーバーランド旅行には向いている。という事。
Watch Cruiser Outfitters build their 2000 Toyota Land Cruiser in 48 hours then take it to Baja Mexico for the Baja 1000.
値段が下がった事で未舗装地を走破して車体の傷や凹みを嫌う気持ちが消滅し、ボディやフレームに多少手を加える事も気分的に楽になった。生産が終了して7年を経過してから、ランドクルーザーが本来持っている機能を十分に使ってやろうとする人々の手に渡りやすくなったという事である。