6月30日、平安神宮の応天門に茅の輪がとりつけられて、夏越祓の茅の輪くぐりをしていました。
土曜日ということもあってたくさんの観光の方々が穢れを祓っておられますね。
おそらく、意味はご存知ない人が多いだろうな・・・。
朱色の応天門や鳥居と茅の輪のコントラストがいいかも。
ここは、新熊野神社。
29日にオープンカーで前を通ったら氏子の方々が茅の輪をつくっていました。
なんで名前に「新」がつくんだろう?
しかも新熊野神社と書いて、「いまくまのじんじゃ」と読むんです。
地名的には「今熊野」と書くんです。読めないからだと思うけど。
平安時代、後白河上皇は平清盛に命じて紀州の熊野から土砂や材木をこの地に運び込み、
新たな熊野との意味を込め、新熊野神社を創建したと伝わっています。
そういえば、近くにも新日吉神宮(いまひえじんぐう)というのもあります。
平安時代の京都では、熊野信仰や日吉信仰が篤かったようです。
茅の輪くぐりのお作法は基本的には同じ。和歌はなしみたい。鈴を降ったり拝礼したり、左足から輪をくぐるというのもありますね。
手水舎(てみずや)も茅でお飾りしてあります。
新熊野神社の茅の輪お守り。
ちょっと頭を串刺しみたいで怖いかも。
茅をもらって自分で茅の輪をつくることもできるんです。
新熊野神社地図
「エライ淡泊な説明やね」と言われそう。
実は今日のお写真、S画伯さんからいただきました。
いつもありがとうございます。
これは、昨日7月1日女房のお母さんにもらった上賀茂神社の茅の輪のお札。
お母さんは、上賀茂神社に行ったんだ。おかあはん、おおきに。
京都は産土神を大事にするから多いのかな。
行ったことがないんですか。
おじいさんまで神主なのに・・・。
みなづきも食べ損ねたの。いまからでも遅くない!
旧暦のもあるから。
重要な神事みたいですね。
・・・実は、今まで行った覚えが無いw
祖父の代まで神主やったのにねぃ・・・
水無月も食べ損ねました
手作りの茅の輪ってなかなか実際には難しいでしょ。
本当は子供たちにも体験させてあげたいですね。
由来を教えながら。きっと教育委員会は反対するだろうけど。
作法どおりにくぐる人はこの回り方なら少ないかもね。
来年は本格的に茅の輪を作ってみます。