原子力分野における専門性を尊重し、第3条委員会として独立性を保障された原子力規制委員会。しかしながら、その道の専門家である科学者は、本当に、非政治的な存在なのでしょうか。
昨日のニュースに、アメリカの科学誌”Bulletin of the Atomic Scientists”において、オバマ大統領に対して、日本国の核燃料再処理に反対を提言する記事が掲載されたそうです。この反対意見を提示した動機は、科学的な見地に基づくものではなく、”核兵器ののない未来を確かなものにする米国の指導力”を、オバマ大統領に発揮してもらいたい、というものです。つまり、核兵器の廃絶という政治的な理由から、大統領に対して、日本国に圧力をかけるように求めているのです。因みに、”Bulletin of the Atomic Scientists”とは、1945年に、マンハッタン計画に携わった科学者、エンジニア、並びに、その他の専門家によって創刊された科学誌であり、”世界終末時計”でも知られています。科学者もまた、政治的な動機を持つことがあるわけですから、たとえ、政府から独立的な委員会を設立しても、選ばれたメンバー次第では、特定の政治的カラーを帯びてしまうのではないかと思うのです。
とかくに、誰もが、専門家は非政治的な存在である、とする先入観に囚われがちです。しかしながら、原子力規制委員会の動きを見ていますと、既に各方面から指摘があるように、原発を止めるために活動しているとしか思えないのです。原子力委員会やその下部機関のメンバーについては、もう一度、政治色について、点検してみる必要があるのではないでしょうか。
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とかくに、誰もが、専門家は非政治的な存在である、とする先入観に囚われがちです。しかしながら、原子力規制委員会の動きを見ていますと、既に各方面から指摘があるように、原発を止めるために活動しているとしか思えないのです。原子力委員会やその下部機関のメンバーについては、もう一度、政治色について、点検してみる必要があるのではないでしょうか。
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