アングル:英国、EU市場へのアクセス維持へ「第三の道」模索も
イギリスのEU離脱問題とは、突き詰めて考えてみますと、国家と市場のどちらを取るのかを英国民に迫る酷な選択であったように思われます。この二者択一に合って、イギリス人は国家を選択したわけですが、近年、イギリスが直面していた移民問題の深刻さを考慮しますと、離脱の選択も理解できます。
ところで、マスコミ等では、離脱の選択を非理性的で感情的、かつ、愚かな選択としてこき下ろしておりますが、果たして、この評価は当たっているのでしょうか。EU側は、人の自由移動の原則の維持に並々ならぬ意欲を示しており、また、これを欧州市場の核となる原則と位置付けています。しかしながら、人の自由移動の先には、人類家畜化の未来が見え隠れしております。何故ならば、全世界の人種、民族、宗教…が混じり合いますと、歴史や伝統文化というものを人類は失うからです。
歴史や伝統文化というものは、その土地にあって、長い時間をかけて形成されてきた国民という集団の記憶や慣習と共に根付いているものであり、個人レベルでは維持できない性質ものです。全世界的に移動を自由化しますと、全ての歴史や伝統文化が個人レベルに細分化され、他所へ移動する状態となりますので、同民族が集まって集住しない限り、結局は、散逸するか、変質してしまうのです。これが同時に発生しますと、人類の将来とは、職場に出勤し、帰宅してはスマホをいじり、休日には均質化された大衆娯楽に興じ、会話も多言語状態のために必要最低限の日常会話程度に劣化するという状況に陥ります。そして職を失えば、また別の場所に移動するのです。この状態では、人間とは、単なる”働く生き物”に過ぎず、家畜と然程の差はありません。
離脱の決断に対しては風当たりが強いようですが、人類の将来像を予測しますと、イギリス人が世界に対して示した決断は、必ずしも間違っているとは言えないように思えます。人の自由移動の先に、人類家畜化への道が続いていることに気が付いたのかもしれないのですから。
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イギリスのEU離脱問題とは、突き詰めて考えてみますと、国家と市場のどちらを取るのかを英国民に迫る酷な選択であったように思われます。この二者択一に合って、イギリス人は国家を選択したわけですが、近年、イギリスが直面していた移民問題の深刻さを考慮しますと、離脱の選択も理解できます。
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歴史や伝統文化というものは、その土地にあって、長い時間をかけて形成されてきた国民という集団の記憶や慣習と共に根付いているものであり、個人レベルでは維持できない性質ものです。全世界的に移動を自由化しますと、全ての歴史や伝統文化が個人レベルに細分化され、他所へ移動する状態となりますので、同民族が集まって集住しない限り、結局は、散逸するか、変質してしまうのです。これが同時に発生しますと、人類の将来とは、職場に出勤し、帰宅してはスマホをいじり、休日には均質化された大衆娯楽に興じ、会話も多言語状態のために必要最低限の日常会話程度に劣化するという状況に陥ります。そして職を失えば、また別の場所に移動するのです。この状態では、人間とは、単なる”働く生き物”に過ぎず、家畜と然程の差はありません。
離脱の決断に対しては風当たりが強いようですが、人類の将来像を予測しますと、イギリス人が世界に対して示した決断は、必ずしも間違っているとは言えないように思えます。人の自由移動の先に、人類家畜化への道が続いていることに気が付いたのかもしれないのですから。
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