ここ数年来、日米関係に関する記事には、必ずと言ってよいほど登場してくるのが、ジャパン・ハンドラーとも称されるアメリカ人三人衆です。この三人衆とは、リチャード・アーミテージ元米副国務長官、ジョセフ・ナイハーバード大学特別功労教授、並びに、カート・キャンベル前米国務次官補なのですが(マイケル・グリーン氏を数えると四人衆か…)、アジアをめぐる意見を聞いておりますと、日本国に無理を強いていると思うのです。
三者とも、知日派として知られ、日米同盟の重要性を重視していることにおいては、集団的自衛権の行使には賛意を示しています。その一方で、中国と韓国については、軍事大国である中国を国際秩序に組み入れ、アジアの安定を築くために、日本国に対して譲歩を求めているのです。ところが、中国の要求とは、尖閣諸島の”棚上げ”を認めよという、半ば、領土的な割譲要求であり、国家を揺るがしかねない大問題です。韓国に至っては、日本国に対する要求は常軌を逸しており、竹島の領有権主張の放棄に加えて、捏造された慰安婦問題や水増しされた戦時徴用問題…に対して、日韓請求権協定を無視しても、謝罪と賠償に応じよ、というものです。これらも数ある要求の一部に過ぎませんが、どれ一つをとっても、日本国政府が、安易に受け入れることはできないものばかりです。否、仮に、こうした要求を日本国政府が受け入れたとなりますと、政府が理不尽で不当な要求に屈したとして、中韓に対する日本人の感情は、さらに悪化することでしょう。つまり、三人衆の勧めている譲歩は、中韓を満足させることはできても、日本人の怒りを買いますので、アジアの安定の基礎にはならないのです(反日が沈静化しても、今度は、日本再度で激しい反中・反感が発生する…)。しかも、何れも国際法に反する譲歩となりますので、法の支配に基づく国際秩序もまた動揺します。そして、この日本人の反中・反韓感情は、日本国政府に譲歩を勧めたアメリカにも飛び火するかもしれないのです(反米感情も誘発…)。
ジャパン・ハンドラー三人衆は、日本国が譲歩できないことが分かっていて、日本国を孤立させことを目的に、中韓への譲歩を勧めているのでしょうか。先を見越してのことならば、回り道をせずに、日本国に対して、ストレートに孤立政策を勧める方が正直です。ジャパン・ハンドラー三人衆の意見は、アメリカ政府の公式見解ではないのでしょうが、怪しさが漂う三人衆の発言は、日米同盟の信頼関係を揺るがしかねないと思うのです。
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ジャパン・ハンドラー三人衆は、日本国が譲歩できないことが分かっていて、日本国を孤立させことを目的に、中韓への譲歩を勧めているのでしょうか。先を見越してのことならば、回り道をせずに、日本国に対して、ストレートに孤立政策を勧める方が正直です。ジャパン・ハンドラー三人衆の意見は、アメリカ政府の公式見解ではないのでしょうが、怪しさが漂う三人衆の発言は、日米同盟の信頼関係を揺るがしかねないと思うのです。
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