松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

子どもに話しかけるときには笑顔で

2018-05-02 13:23:51 | Weblog

 ニッポン放送アナウンサー、高嶋秀武氏のブログの内容は、「教師が子どもに話しかけるときも同じだな」と思えたので掲載しました。
以下はブログの内容です。

題 犬に学んだ!しゃべる時には、笑顔での真実2009年3月23日(月)

「お母さん、もっと楽しそうに呼びかけて下さい」
先日、あるショッピングセンターで買い物のついでに垣間見た公開のイベント。
「犬のしつけ教室」では、インストラクターというか、犬に「しつけ」を教える先生が、お母さんといわれた犬の飼い主にそう言っているのを耳にしました。
 ムダ吠え専門の我が家の犬たち(二匹)にほとほと悩んでいる僕は、俄然興味を覚え見学することにしました。
 飼い主に抱かれて椅子に座っている三匹の小犬たち。どうやら、犬が飼い主から名前を呼ばれたら、そのとき他に興味が移っていても、喜んで飼い主のところに走ってくるように訓練をしている様子です。
 一匹ずつ訓練します。
 最初は飼い主が餌を指先に持ち、ごく至近距離(1メートルくらい)から犬の名前を呼び、犬が餌に引かれて飼い主のところに走ってきます。
 周りに犬が興味を持つ何かがあっても、名前を呼ばれたら一目散に飼い主のところへ来るようにという訓練です。
 ある子犬は、1,2メートルならすぐ来るのに、5メートルくらいになると全く飼い主の呼びかけを無視して他の犬にじゃれついたり、全く関係のない方向へ走って行ってしまう。
 その犬だけ、特訓ということになりました。
 「ジョン、いらっしゃい」餌を持った飼い主が犬に呼びかけます。ところが、何度やっても犬は他のものに興味を引かれ飼い主のお母さんのところに来ない。そこで先生が言ったのが、最初の台詞です。
 その犬の飼い主は、どちらかというと、ぶっきらぼうな言い方で表情も声も楽しそうではないのです。
 きっと、シャイな方なのでしょう。
 先生が「ジョン!いらっしゃい!」と両手を広げ声も張りをもって明るく呼びかけると、ジョンは喜んで飛んで来ます。
 犬にも分かるんでしょうね。
 呼びかける声の調子の明るさで、瞬間的に「わっ!楽しそう!」と、思わず走って行くのですね。
 これ、もしかすると人間にもあてはまるなあ、と僕は思いました。
 職場でも家庭でも笑顔で明るく呼びかける。これって大事かもしれませんね。
 確かに例えば上司に呼ばれたときも、行きたくないけど仕方なしに、のそのそ「何ですか」なんてことよくあります。
 犬の訓練もなかなか奥が深いのです。
 人間も犬も一緒だなあと感じた次第です。



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