花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「韓国の国連安保理・非常任理事国当選に思う」

2012年10月31日 11時51分46秒 | ちょっと気になること
去る10月18日、国際連合安全保障委員会の非常任理事国に韓国が当選したと報じられました(2013−2014年の2年間)。常任理事国は、第二次世界大戦の戦勝国である、アメリカ・ロシア・中国・イギリス・フランス の5カ国であり、非常任理事国は10ヶ国で、5ブロック毎に2年任期で選出されています(アジア2、アフリカ3、中南米2、西ヨーロッパなど2、東ヨーロッパ1)。

現在、アジアからはインドとパキスタンが非常任理事国ですが、今年12月末で任期切れになるインドに変わり、新たに韓国が選出されました。 韓国は1996−1997年の2年間非常任理事国になっていますので、15年振り、2回目の非常任理事国になります。 
今回はアジア枠から、韓国の外に中国の影響力が強いカンボジアと親日国のブータンの3カ国が立候補しました。日本は竹島問題があるので韓国への投票は疑問視されていましたが、最終的には韓国に投票したと報じられています。韓国は安保理・非常任理事国として国際的な立場及び情報発信力が格段に強化されますので、日本は国際社会での情報発信に、さらに力を注がなければなりません。

日本は過去に10回(20年)非常任理事国になっています。10回と言うのは、他にブラジルだけです。 アジア・ブロックの中で、今までは日本は最も経済発展してきた突出した国だったのですが、今や、インド、韓国に加えタイ、マレーシア、インドネシアなどアセアン諸国の発達が著しく、方や、日本は経済力の低下と共に、国際的な地位・影響力が低下してきています。 日本は2016−2017年任期の非常任理事国の選挙に立候補する方針と伝えられていますが、日本が従来のようなペースで非常任理事国に当選することは、もはや困難になっています。 日本では国会が開かれもせず政治不在が続いていますが、日本の政治家は今回の韓国の安保理・非常任理事国当選を深刻に受け止めていないのではないでしょうか。

とはいえ、過去の蓄積もあって、日本は国連における分担金は米国に次いで2位が続いています。しかし、常任理事国の中国は8位、ロシアは15位と低い負担金です。安全保障理事会では、常任理事国5カ国の1カ国でも反対すると決議が出来ません。シリアがよい例です。 中国とロシアの反対でシリアに対する安全保障理事会の非難と経済制裁の決議は3回も否決されました。

中国はシリアのアサド政権に武器を支援しているとの報道がなされてきましたが、産経新聞の10月21日版に「内戦状態が続くシリアに中国の企業が防弾チョッキやヘルメットなどの軍用品を大量に輸出していたことがわかった」という記事が掲載されました。さもありなんと思われます。
また、シリアのタルトゥース港は地中海でロシアが利用できる唯一の港で、数十名のロシア海軍将兵が駐在するロシア海軍艦艇の補給物資供給所があります。したがって、ロシアはアサド政権崩壊をなによりも恐れています。

第2次世界大戦の戦勝国5カ国の思惑によって左右される世界の安全保障体制が、限界にきていることは明らかです。 常任理事国の拡大、拒否権の見直し、常任理事国の責務にふさわしい負担金、などなど、改革すべきは多々ありそうです。 日本外務省は積極的に国際社会に働きかけるべきです。



『2010-2012年国連通常予算分担率』(Wikipediaより抜粋)
1位:米国(22.000%、568.8百万ドル)
2位:日本(12.530%、296.1百万ドル)
3位:ドイツ(8.018%、189.5百万ドル)
4位:イギリス(6.604%、156.1百万ドル)
5位:フランス(6.123%、144.7百万ドル)
8位:中国(3.189%、75.4百万ドル)
11位:韓国(2.260%、53.4百万ドル)
15位:ロシア(1.602%、37.9百万ドル)

 
『非常任理事国の年数』【Wikipediaよりアジア諸国を中心に抜粋】
20年:日本、(ブラジル)
17年:(アルゼンチン)
14年:インド、(コロンビア)
13年:パキスタン
12年:(イタリア、カナダ)
10年:(ドイツ、ベルギー、パナマ)
09年:(オーストラリア、オランダ、ポーランド)
08年:(スペイン、デンマーク、ノルウエー)
07年:トルコ
06年:インドネシア
05年:マレーシア、レバノン
04年:ヨルダン、バングラデシュ、イラク、ネパール、
02年:アラブ首長国連合、アラブ連合、イエメン、イラン、オマーン、カタール、クウエ
    ート、シンガポール、スリランカ、タイ、バーレーン、ベトナム、韓国(今回の
    当選で4年になる)
01年:アゼルバイジャン、



【2012年10月31日  花熟里】

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「シュウメイギク(秋明菊)」

2012年10月30日 16時46分19秒 | 自然
民家の庭先でシュウメイギク(秋明菊)の白い花を見かけました。 スッキリと
した花です。










“キクという名前が付いているが、キンポウゲ科アネモネ属の多年草。日本の山野
にも自生しているが、古くに中国から渡来したものが野生化したものといわれてい
る。 英名はジャパニーズアネモネ。京都の鞍馬や貴船山中に多く、キブネギクの名
もある。草丈10cm-1m。開花時期は9月~11月。 花径:約5~-7cm。花色はピンク、
白、紫などが主で花びらに見える部分は萼が変化したもの。”


(2012年10月30日  花熟里)


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「キンモクセイ(金木犀)」

2012年10月28日 11時29分12秒 | 自然

散歩をしていると、あちこちの民家の生垣や庭先でキンモクセイ(金木犀)
が咲いています。  道には甘いにおいが漂っています。












“モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、中国南部が原産で江戸時代に渡来。
主に庭木として観賞用に植えられている。樹高:3~4m 開花期:9月~10月。
個々の花は小さくて目立たないが、多く集まるので黄金色が目につく。
キンモクセイの香りは、トイレの芳香剤として、70年代初頭に利用が始まり、
90年代前半まで主流だった。 約20年間も「トイレの香り=キンモクセイ」
だった。 しかし、好みの変化でキンモクセイからラベンダーへと主流が移り、
近年人気があるのは『せっけん』の香りだそうである。”



『 金木犀の季節 』
 作詞作曲:沢田聖子

金木犀の香り漂う 秋の日
待ちに待った 今日は運動会
騎馬戦 綱引き パン食い競争…
マイムマイムも 踊っちゃう
ただひとつ 心配な競技がある
父兄参加の100m走

みーちゃんのパパは 白いポロシャツ 
青いバスケットシューズ
私のパパは グレイの背広 そして革靴
会社帰りでもあるまいし
なぜ? 運動会にスーツ姿

運動会は 順調に進んで行き
恐れていた " その時 " がやってきた
スタートラインに グレイのスーツ
遠くからでも 誰より目立つ
走り出したパパに 何度も「ガンバレェ~!!」
近づくスーツ 先頭を走る

みんなの視線全てさらって パパはヒーロー
カーブに入り 悪魔が笑う 靴が滑った…
転んだ拍子にポッカリと 膝に穴が開いた スーツ姿

娘心に 深い深い傷が残り
しばらくパパに 心閉ざしてた
大人になって 笑い話に変わった想い出
金木犀の季節になれば パパと笑い合った

素直に言えなかったけれど
本当は好きだった スーツ姿



(2012年10月28日  花熟里)
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「イヌサフラン」

2012年10月27日 14時40分51秒 | 自然
民家の庭にイヌサフランの淡い青の花が咲いていました。スッキリとした青色が
印象的です。










ユリ科イヌサフラン属の球根植物。原産地:地中海沿岸のコルチカム。日本には明治時代に渡来し園芸植物として広く植えられる。開花期:9月下旬~10月上旬。球根は径3~5cmの卵形で、花茎を15cmほど伸ばし、サフランに似た花をつける。花色:淡紅紫色・白色・藤色など。花びらは6枚。イヌサフランの雄しべは6本、花の咲くころには葉はなく、翌春に20~30cmほどの線形の葉が出てくる。コルチカムという名称で球根が流通している。 なお、「サフラン」はアヤメ科の宿根多年草で、“秋クロッカス”とも呼ばれる。


(2012年10月27日 花熟里)



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「サルビア・パープルマジェスティ」

2012年10月26日 15時28分46秒 | 自然
道端に青いサルビア・パープラマジェスティがあちこちで咲いています。
繁殖力旺盛な花のようです。











“シソ科アキギリ属の半耐寒性の宿根多年草。 南アメリカ原産で青花の
ガラニチカ種とメキシコ原産で赤花のゲスネリフロラの園芸品種「テキーラ」
の人工的な交雑によって、1997年にカリフォルニアのハンチントン植物園
で作出された。高さは1~2メートル。 葉は卵形で対生し、縁には細かい
鋸歯あり。花期は6月~11月。茎の先に紫色の唇形の花を輪生状に咲かせる。 
萼片は黒紫色。  低温になると葉は紫色を帯び、冬に地上部は枯死する”


(2012年10月26日 花熟里)
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