花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

<スカルノ初代大統領ゆかりの地-(3)>

2013年08月30日 11時19分34秒 | インドネシア
スカルノ初代大統領のジャカルタ市内のゆかりの建物などは、多くのところで紹介されていますが、シリーズの一環として参考までに。

<ジャカルタ市内>
【独立宣言文起草博物館】
日本海軍 前田 精(タダシ) 少将)の邸宅。1945年8月17日、スカルノとハッタの2人が「インドネシア国民の名において」インドネシアの独立を宣言。2階建ての洋館。1階にスカルノ、ハッタ他が独立宣言文を起草した部屋、清書用のタイプライタールーム、宣言文の下書き(コピー)などを展示。





【独立宣言文草稿】




【独立宣言】








独立宣言
我々、インドネシア人民は、
ここにインドネシアの独立を宣言する。
権力及びその他の委譲に関する事柄は、
完全且つ出来るだけ迅速に行われる。

ジャカルタ、1945年(皇紀2605年)年8月17日
インドネシア人民の名において

 スカルノ - ハッタ

(注)日付けはインドネシア語の原文では、「hari 17 boelan 8 tahoen 05」となっており、日本の皇紀【2605年=西暦1945】となっている。


【独立宣言文の清書に使われたタイプライター】
(後ろの胸像は宣言文をタイプしたSayuti Melik)


【独立宣言記念公園】
(独立宣言が読み上げられたスカルノの自宅付近)







【2013年8月30日 花熟里】

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「オオケタデ(大毛蓼)」

2013年08月28日 13時25分42秒 | 自然
民家の庭先にオオケタデ(大毛蓼)が花を咲かせています。住人は植えた覚えはないということですので、鳥の落し物かも知れません。ひものような細長い花が垂れ下がっているので蓼科の植物とめぼしをつけ、調べると、オオケタデと判りました。 













“タデ科タデ属の1年草。高さ2m近く。原産地:アジア、江戸時代には渡来した帰化植物。元々は薬草として導入されたものが河原などに野化している。薬草としてはポルトガルから入ったとのことで、葉っぱをもんで 害虫にさされたときの解毒に使った。別名:ハデコブラ、オオベニタデ。花期:8月~11月。紅色~淡紅色の米粒大の小花を穂状に密につけ、花穂は垂れ下がる。葉は緑色をしており幅広で先端が尖っている。 和名は葉や茎に毛が多数はえているところから。イヌタデ(犬蓼)やオオイヌタデ(大犬蓼)より大型で葉が大きい。“


【2013年8月28日 花熟里】
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「長寿と健康に生きると言うこと」

2013年08月26日 12時37分46秒 | ちょっと気になること
厚生労働省は、2012年の我が国の平均寿命が、女性が86,41歳【世界1位】、男性が79,94歳(世界5位)、であると発表しています。日本は世界で最も長寿の国といわれる所以です。世界各国の順位を見ると、女性は、1位日本、2位スペイン(84.97歳)、3位フランス(84.8歳)、4位スイス(84.7歳)、5位韓国、シンガポール(ともに84.5歳)。男性は、1位アイスランド(80.8歳)、2位スイス(80.3歳)、3位イスラエル(80.0歳)、4位シンガポール(79.9歳)、5位日本となっています。


〔産経新聞:2013.7.26〕
『平成24年の日本人女性の平均寿命が前年より0・51歳延びて86・41歳となり、前年に香港に譲り渡した世界1位の座に返り咲いたことが25日、厚生労働省の調査で分かった。日本人男性も同0・50歳延びて過去最高の79・94歳となり、世界5位に順位を上げた。 平均寿命が前年より延びたのは、男女とも3年ぶり。厚労省は「多数の死者が出た東日本大震災で平均寿命が縮んだ23年から1年がたったことや、自殺者が減ったことも影響している」と分析している。 医療技術の進歩で3大死因(がん、心疾患、脳血管疾患)の死亡率は減少傾向にあり、厚労省は「日本人の平均寿命は今後も延びる可能性がある」としている。 高齢者の健康維持に詳しい諏訪中央病院(長野県)名誉院長、鎌田実さんは「魚や野菜をなるべく食べるようにし、足腰の筋肉や骨を弱らせないよう適度な運動を心掛ければ、女性だけでなく男性も世界一の長寿国となり得る。いつまでも元気に過ごせるのが理想で、国民が健康寿命を延ばすよう意識しながら生活することが重要。国や自治体が音頭を取り、国民の意識改革に取り組むべきだ」と指摘している。』


政府のデータによると日本人の平均寿命は、昭和22年(1947年)男性50.06歳、女性53.96歳と男女で50歳を超えています。 太平洋戦争前は調査データのある、1921年~1925年が男性42.06歳、女性43.20歳で、50歳に達したのは、女性が昭和16年(1941年)、男性が昭和21年(1946年)ごろと見られています。

 織田信長が、桶狭間出陣の前に幸若舞の敦盛の一節 「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」 を舞って出陣したことはあまりにも有名ですが、信長の時代の平均寿命は40歳程度だったのではないのでしょうか。すくなくとも、信長が48歳で死去した1582年から第二次大戦終戦の昭和20年(1945年)までの360年余、日本人の平均寿命はほとんど延びなかったようで、人生50年の時代が長く続いたことになります。

限りある命だからこそ「長寿」そのことが価値がありました。“敬老の日”が設けられたことを見ても判ります。  いまや、日本人は男女を問わずに多くが80歳を超えるようになってきました。 団塊世代が後期高齢者入りするのが平成37年(2025年)でわずか13年後です。この時、日本の高齢者人口は3,625万人に達し、さらに10年後の平成47年(2035年)になると、高齢者率は33.4%、が高齢者になるといわれています。日本人の3人に1人が高齢者になり想像するだけでもゾーッとします。

では、長寿になった日本人が健康なのかという疑問がわいてきます。マスコミでは「老老介護」の悲惨なニュースが毎日のように報道されます。平均寿命が延びているのにあわせて、寝たきり率も増加しており、厚生労働省の推計によると、平成37年(2025年)には寝たきりや介護の必要がある高齢者は520万人に達するとされています。  上記産経新聞の記事の中で、鎌田実医師は「健康寿命を延ばすように」と提言しています。

WHOは2000年に「健康寿命」という概念を打ち出しました。「健康寿命(英: Health expectancy, Healthy life expectancy)」とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことで、平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になります。 2004年のWHO保健レポートでは、日本人の健康寿命は男性で72.3歳、女性で77.7歳、全体で75.0歳であり、世界第1位です。厚生労働省は、平成24年(2012年)6月に、平成22年(2010年)の日本人の健康寿命は男性で70.42歳、女性で73.62歳であると発表しました。

自分の周囲を見ると介護を受けている高齢者が多いと感じますが、統計的には、日本人の健康寿命は世界1位なのです。もっとも、介護を受けずに自立していても、持病で病院通いしている人が多いということも明白です。健康を維持し、回復するための取り組みが重要ですが、平均寿命や健康寿命が世界1位になっても、家族と一緒に住んでおらず、近所との付き合いもない孤独な老人が増えてきています。老後に子供や孫との家族団らんを望むのはもはや“夢のまた夢”になっています。

私はインドネシアに6年間駐在し、その間インドネシア国内外の多くの地方(田舎)を旅行しましたが、日本人との比較で経済的には決して豊でなくても大家族や近所の人々に囲まれて悠久の時をすごしている東南アジアの人々は、平均寿命は日本に比べてはるかに短いでしょうが、人間として“豊かな人生”を送っているように思われてなりません。


〔2013年8月26日 花熟里〕
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「ギボウシ」

2013年08月25日 14時49分59秒 | 自然
道端で下向きに咲いている「ギボウシ」の淡いピンクの花を見かけました。









(2013年8月25日  花熟里)



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「ルドベキア」

2013年08月24日 12時46分03秒 | 自然
端にルドベキアの黄色い花が咲いています。冬には茎が枯れますが、宿根タイプなの
で、毎年花を咲かせます。













“キク科オオハンゴンソウ属(ルドベキア属)の1年草、宿根多年草。北アメリカ原産地:北アメリカ。日本へは明治時代の中頃渡来。野生化している。花期:6月-11月。真夏の炎天下でも花を咲かせる丈夫な植物。花色:オレンジ、黄色。中心付近がえんじ色で周りが黄色くなる2色咲きもある。小輪種や大輪種、一重咲、八重咲きなど。株高:20~
150cm。

【2013年8月24日 花熟里】
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