花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「大飯原子力発電所の再稼働を歓迎するも。。。」

2012年05月31日 17時05分24秒 | ちょっと気になること

野田政権が関西電力大飯原子力発電所の3・4号機の再稼働に「go」を出したようです。
新聞等によれば、「暫定の安全基準をクリヤーしただけで、新しい原子力規制庁が厳しい安全基準を作成し、これにをクリヤー出来なければ稼働停止ありうる」とも伝えられています。即ち、新たな基準に適合しない場合には、大飯原子力発電所を含めて、すべての原子力発電所の稼働を認めないとしています。

法治国家であれば、現在有効な法令や基準に適合しておれば、正当に扱われるべきで、その後、法令や基準が厳しい内容に改正された場合には、期限を設けて改善を行うようにするのが自然な姿だと思います。

そもそも、九州電力玄海原子力発電所3号機が、国の定める定期検査を終了して、当時の海江田経済産業大臣が、再稼働を認めたにもかかわらず、菅総理が、ストレステストの結果を待って判断すると言いだして、混乱を深めました。 稼働中であった中部電力浜岡原子力発電所4・5号機は菅総理の法律を無視した独断の要請(実質指示)で稼働停止させられましたが、防潮堤工事完成後に、再稼働させるとの約束があったと中部電力社長は言っています。しかし、菅総理や海江田大臣は、“そのような約束はなかった”と言っています。 これも、おかしなことです。再稼働の保証なしで理不尽な停止命令に従うでしょうか。停止命令した菅総理は真相を明らかにすべきです。近隣の大国が“人治国家”と揶揄されますが、民主党政権は、この近隣の“人治国家”に親近感を抱いて、気に入られるように真似しているのでしょうか。

大飯原発をはじめ、定期検査が終了したにもかかわらず現在停止を余儀なくさせられている原子力発電所は、法令上は再稼働には何ら問題がありません。地震や津波などの自然災害や自然災害以外の事象によって、全電源喪失などの想定に対する現時点での安全裕度を確認するストレステストの結果、強化が必要と見なされる事項については、稼働していく中で、計画的に実施していくべき性格のものです。 現に欧米諸国ではそうしていると報じられています。 定期検査を終了した原子力発電所は、“巷の感情的な大きな声”に囚われずに、粛々と再稼働すべきです。

昨年の3月の事故から1年以上が経ちましたが、国として原子力を含むエネルギー戦略の明確な方針を出せていません。“原子力ムラ関係者の核燃料サイクルでの秘密会議”などどいう、いかにも反原発派やマスメディア受けのするようなキャッチフレーズが新聞紙上をにぎわしています。特定の業界を“ムラ”呼ばわりする感覚を疑います。 自動車ムラ、通信ムラ、鉄道ムラ、医療ムラ、医薬品ムラ、土建ムラ、etc.。 マスメディアには、『記者クラブ』なるものがあるそうで、フリーのジャーナリストなどを排除していると言われていますが、正に”メディア・ムラ“そのものではないでしょうか。どう説明するのでしょうか。核燃料サイクルの議論が事実上振り出しに戻ったことは、国家エネルギー大綱制定にも影響が出そうです。なにしろ、反原発派の委員の声が益々大きくなってきましたので。.業界関係者をはじめ、様々な立場の声を聞くのも大事なことだと思います。但し”秘密会“はあらぬ疑念を持たれやすいので、あくまでもオープンにすべきです。


(2012年5月31日 花熟里)

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「バラ」

2012年05月28日 17時08分48秒 | 自然

多くの民家の庭先ではバラが咲き誇っています。 道路際の塀に様々な
色のバラが固まって咲いているのを見かけました。あまりにも見事で散歩
の足を止めてしばし、写真撮影に没頭しました。










































(2012年5月28日  花熟里)
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「クレマチス」

2012年05月27日 12時18分59秒 | 自然
民家の庭先で白色、青色、紺色などのクレマチスの花を見かけました。


(白色)









(白色で中心部にピンクの筋)










(青色)









(紺色)









“キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)。原産地は地中海沿岸、
中国、日本。19世紀、シーボルトらによって日本や中国からテッセンや
カザグルマなどが、ヨーロッパに持ち込まれ、ヨーロッパ原産種と交配
され、多くの園芸品種が作り出された。テッセンは中国原産、日本には
桃山時代頃に渡来、花弁は6枚。 日本原産種はカザグルマと呼ばれ、
花弁は8枚。”


(2012年5月27日 花熟理)
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「NHKの米軍の東京大空襲の新発見フィルム映像を見て

2012年05月24日 12時19分35秒 | ちょっと気になること
去る3月18日のNHKテレビで、新たに発見された東京大空襲の貴重な記録フィルムが放映されました。 いつものように録画していましたが、2ヶ月経ってやっと見ました。 

放映された内容によれば、今回発見された未発表の写真フィルム583枚は、民家の押し入れから大量に発見されたもので、東方社(陸軍参謀本部により対外宣伝のために1941年に設立された)のカメラマンが撮影したもので、木村伊兵衛が写真部長を務めていたそうです。 
撮影当時は軍の統制下にあり発表することはできなかったのですが、木村伊兵衛たちカメラマンは、“現場で起こっていることを後世に伝え残す”、として悲惨な爆撃の様子を必死に取り続けました。 終戦時、軍部や米軍の不利になるような空襲関係の写真はほとんど廃棄されたといわれていますが、今回奇跡的に残されていた大量のフィルムが発見されたことは、太平洋戦争での米軍の残虐さを浮かび上がらせる貴重な映像資料と思います。

私は戦後世代ですので、米軍による日本全土での無差別爆撃は体験していませんが、両親からたびたび空襲のときの恐怖を聞かされており、書物でも読んでいましたので、米軍のB29による日本本土での焼夷弾での絨毯爆撃のことは知識としては持っていましたが、今回貴重なフィルムの映像を見て、改めて、日本国民に対する目を背けたくなるような米軍による無差別攻撃に怒りを覚えずにはおれませんでした。 本土空襲の指揮を取っていたカーチス・ルメイ少将は日本本土爆撃に新たな方針を設けています。即ち、高高度からの爆撃ではなく低空(1800m以下)からの爆撃とすること、焼夷弾を用いた夜間攻撃とすること。

ルメイ少将(のち大将)は回顧録で、「軍事施設への空爆」といった理屈を言っていますが、とんでもありません。 B29による日本国民、民間施設への無差別爆撃以外の何者でもありません。 さらに、ルメイ少将は、グアム島在米爆撃隊司令として、広島・長崎に投下された原子爆弾にも係っていました。広島・長崎への原爆投下は一般市民に対する無差別殺戮そのものです。  ルメイ少将こそ人道に対する罪で死刑になるべき人です。 
敗戦国という立場では、戦勝国の理不尽な戦争裁判の結果を受け入れざるを得なかったとは言え、今日になっても、日本人の間に、A戦犯に対する憎悪があるのは残念です。 国民を悲惨な状況に導いた責任はありますが、これは、日本国民が決めるべきことで、戦勝国に押し付けられる性格のものではありません。 憲法改正の声も少しずつですが大きくなってきていますが、並行して、理不尽な戦争裁判で裁かれた戦犯(A級、BC級)の罪の内容を、日本人の手で洗いなおす必要があります。

今回NHKで放映された貴重なフィルムは今後どのような扱いを受けるのでしょうか。 NHKが入手したフィルムと紹介されていますが、太平洋戦争の貴重な映像資料として政府の施設で保管管理するべきと思いますし、百歩ゆずっても、東京都の施設で管理すべきと思います。 日本政府は米国の顔色を伺い、結局何もしないと思われます。 尖閣諸島購入発言と同じく、石原都知事に期待するしかないのでしょうか。


<ルメイ大将の回想記> 
『 私は日本の民間人を殺したのではない。日本の軍需工場を破壊していたのだ。日本の都市の民家は全て軍需工場だった。ある家がボルトを作り、隣の家がナットを作り、向かいの家がワッシャを作っていた。木と紙でできた民家の一軒一軒が、全て我々を攻撃する武器の工場になっていたのだ。これをやっつけて何が悪いのか。 』  


日本政府は、佐藤栄作内閣時代に、カ―チス・ルメイ大将に対して、「勲一等旭日大綬章」の授与を閣議決定、昭和39(1964)年12月6日に航空自衛隊の創設10周年を記念して招待され来日した際、12月7日に勲一等旭日大綬章を入間基地で浦茂航空幕僚長から授与されています。 (勲一等は天皇の親授が通例ですが、昭和天皇はルメイと面会することはなかったとされています。)
翌日の朝日新聞は,佐藤内閣がルメイ大将に『戦後,日本の航空自衛隊の育成に協力した』という理由で,わが国最高の勲章である勲一等旭日大授章を贈ったと報じています。』   

日米安全保障条約を結んでいるといっても、日本国民を殺戮した相手の指揮官に対して叙勲する感覚は異常です。  当時、国会でも叙勲への反対の動きはあったようですが、叙勲をやめさせるだけの盛り上がりにならなかったのでしょうか。
カーチス・ルメイ大将の叙勲に当たっては、当時の小泉純也・防衛庁長官と椎名悦三郎・外務大臣が連名で推薦人になっています。  なお、その2年前に元海軍参謀で、真珠湾攻撃作戦の立案者でもある源田実・自由民主党参議院議員は、アメリカから「勲功章」を授与されています。  ルメイ大将の授与は、この源田実議員の強力な働きかけで実現したともいわれています。
  


<NHKスペシャル:3月18日>
「 http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0318/ 」
『 1944年11月から、1945年の終戦間際までの間に、100回以上にわたって執拗に繰り返された「東京大空襲」。  最大の被害をもたらした3月10日には、1日で10万人の命が失われた。 しかし、半年以上にわたって繰り返された空襲被害の全貌は知られていない。3月10日以外を記録した映像資料がほとんどなかったためだ。  しかし今回、NHKは、陸軍参謀本部の指示で撮影された2万枚のネガを入手。   その中に東京大空襲を鮮明に記録した写真が580枚余り発見されたのだ。 燃え上がる銀座の街。 消火活動に駆け回り、煙の中を逃げまどうもんぺ姿の女性たち。 がれきの片付けに動員され、幼い顔に必死の表情を浮かべて作業にあたる中学生。一面の焼け野原に置かれた棺。それを囲み、泥まみれ姿のまま葬式をあげる家族の姿。 
膨大な量の写真、そして新たにアメリカ空軍基地で見つかった当時の資料から、アメリカがいかに緻密に計画性をもって無差別爆撃を繰り返していたのか、明らかになりつつある。 半年余り続いた東京大空襲で市民たちはどういう被害を受けていたのか、東京の街はどう焼け尽くされていったのか、これまで知られてこなかった東京大空襲の全貌を未公開写真と関係者の証言を交えて描き出す。 』



(2012年5月19日  花熟里)

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「シロバナシラン(白花紫蘭)」

2012年05月21日 17時10分13秒 | 自然
シラン(紫蘭)があちこちで咲いていますが、珍しい白い花のシラン
(白花紫蘭)を見かけました。


















“ラン科シラン属の多年草。別名:白蘭(ハクラン)。 シラン(紫蘭)の一種。
本州の福島県から沖縄にかけて分布。海外では、中国や台湾に分布。草丈は30cm
から70cmくらい。開花時期:4月~6月。”



(2012年5月21日  花熟里) 
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