花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「牧野記念庭園(東京都練馬区立)にいってきました」23

2023年05月15日 08時00分00秒 | 日々のこと

NHK朝ドラで牧野富太郎をモデルにした「らんまん」が放送されていますが、東京都練馬区東大泉は、牧野富太郎が64歳(1926年・大正⒖年)から満94歳(1957年・昭和32年)で亡くなるまでの30年間を過ごしたところで、住居跡地は、死去の翌年(1958年・昭和33年)12月1日に「練馬区立牧野記念庭園」として開園しました。
ゴールデンウイーク中で新緑の良い季節でもあり、牧野記念庭園に足を延ばしてみました。
この牧野庭園には私は30数年まえに見学に訪れたことがありますが、当時は庭園の中に住居(書斎、書庫など)があるだけで、見学者も多くなく静かな佇まいだったように思います。現在のような施設(講習室、記念館、常設展示室など)は、2010年(平成22年)8月にリニュ―アルオープンした時に設置されたものと思われます。
今回訪問した日は平日だったこともあり、訪問者は年齢層が比較的高い方がほとんどでした。今では休日の日には、時節がら、親子連れや小学校などからの見学会も行われているものと思います。庭園は、広さが2576㎡ほどで、牧野博士が生前に収集し、育てていた植物が300種類以上が植えられています。

<牧野富太郎博士略歴 ;パンフレットより転載>
文久 2(1862)年:土佐国高岡郡佐川村(現佐川町)に生まれる(生家は酒造業を営む裕福な商家「岸屋」)
明治17(1884)年:上京し、東京大学理学部植物学教室へ出入りする
明治22(1889)年:日本で初めて新種ヤマトグサに学名をつけ発表する
明治26(1893)年:帝国大学理科大学助手となる
明治33(1900)年:「大日本植物志」第一巻第一集刊行
明治45(1912)年:東京帝国大学理科大学講師となる
大正 5(1916)年:「植物研究雑誌」を自費創刊
大正15(1926)年:東京府北豊島郡大泉村上土支田557に居を構える(現在の練馬区立牧野記念庭園) 
昭和 2(1927)年:理学博士の学位を受ける
昭和 3(1928)年:壽衛夫人永眠、スエコザサを命名
昭和12(1937)年:朝日文化賞を受ける
昭和14(1939)年:東京帝国大学理学部講師を勤続47年で辞任
昭和15(1940)年:「牧野日本植物図鑑」発行
昭和26(1951)年:第一回文化功労者となる
昭和28(1953)年:東京都名誉都民となる
昭和32(1957)年:1月18日満94歳 永眠。 没後従三位勲二等旭日重光章および文化勲章が授与される
平成20(2008)年:練馬区名誉区民となる



<西武池袋線大泉学園駅にある看板>






<牧野記念庭園入口>




<新緑にあふれる庭園内>







以上


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「フヨウ(芙蓉)」22

2022年09月29日 08時00分00秒 | 日々のこと

フヨウ(芙蓉)の花が咲いています。

















“アオイ科フヨウ属の落葉低木。日本(沖縄、九州・四国)、中国、台湾に自生。幹高:1.5m~-3m。 花期:7月~10月。花色:ピンクや白  花径:10cm~15cm。花弁:5枚。 朝咲いて夕方にはしぼむ1日花で、長期間にわたって毎日次々と開花する
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「運転免許証を返納しました」20

2020年03月15日 08時00分00秒 | 日々のこと
このほど、運転免許証を返納して「運転経経歴証明書」を受領しました。もともとこの30年位はペーパードライバーでしたが、身分証明書代わりに運転免許証を更新し続けてきました。身体障碍者であるために、東京の府中自動車運転免許試験場で更新をしなければならず、自宅から遠く、数回電車とバスを乗り継がなければならず重荷になっていました。
高齢者の悲惨な交通事故がTVで取り上げられ、「運転経歴証明書」を発行してもらえば、身分証明書として問題なく使用できることを知ったこともあり、しかも警察署で返納手続きが出来るので、この度、免許証を返納したものです。

返納の手続きはいたって簡単で、運転免許更新のできる警察署の交通課で返納と運転経歴証明書の発行を告げ、免許証と共に写真(2,4㎝×3.0㎝)1枚を提出すると、担当者が書類を作成してくれます。手数料1,100円を支払うと、実に立派な 「申請による運転免許の取り消し通知書」をくれ、同時に「運転免許経歴書」 の引換券をくれます。2週間後には受け取り出来ます。

「申請による運転免許の取り消し通知書」
この書類にはビックリしました。その昔もらった会社の辞令を思い出しました。もっとも、会社の紙の辞令は廃止され、社内LANで掲載されます。当初は社員の異動をネットで済ませるのかと違和感を覚えましたが、すぐに慣れました。
ひょっとすると、警察はじめ官庁では、辞令は今でもこのような立派な紙で交付されているのかもしれません。






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「野生化した熱帯のインコを見かけました」

2017年04月01日 09時00分00秒 | 日々のこと
近所の緋寒桜の枝にとまり花をついばんでいるあざやかなオレンジ色で尾の長い小鳥を数羽ほど見かけました。調べてみると「ワカケホンセイインコ」です。 日本には飼い鳥として持ち込まれたものが逃げ出したりして、1970年ごろから東京都23区の西南部で野生化しているようです。現在、東京都、神奈川県、埼玉県を行動圏にしているグループ、千葉県千葉市を中心としたグループ、群馬県前橋市を中心として分布するグループの3グループが知られており、東京都等を中心とするグループは1,000羽を超えるといわれています。






“インコ科ホンセイインコ属。原産地:インド南部やスリランカ。”
・全長約40cm。尾が長く、全身黄緑色で、雄は目の周囲にオレンジ色の縁どりがある。嘴は上部が赤色。下部は赤みがかった黒色.雄は喉の下から頬の下部まで黒帯が続く。
・産仔数:1回に3~4卵
・繁殖期:4~5月と7~8月
・食性:樹木の冬芽・葉・果実・花,多肉植物,脂身
・習性:公園の樹木,人家の庭木,大木が残る神社・寺をねぐらとする。.
・原産国では農作物を荒らす害鳥とされる。



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「築地本願寺にお参りしました」

2017年01月15日 09時30分00秒 | 日々のこと
昨年暮れに身内に不幸があったので、神社への初詣を控えていましたが、11日に浄土真宗の築地本願寺にお参りしてきました。1月3日には近くにある浄土真宗のお寺にお参りしました。浄土真宗では、亡くなった人は、極楽浄土へ導かれ、阿弥陀 如来様の下で「仏になる」という考えがあるので、「喪中」という考えはないようです。この考え方は、浄土真宗のみならず、仏教の諸派も同じなのではないかと思われます。
従って、神社に初詣することも構わないとも思われますが、世間一般の慣習としての喪中には神社への初詣は控えるので、私は、一応の浄土真宗の門徒であるものの、宗教的にあいまいな平均的な日本人であり、神社への初詣は控えました。

「忌中・喪中」という考え方は、古来の伝統的な神道の考えに基づく慣習のようで、死を「穢れ」とすることからきているようです。明治7年には「忌中・喪中」期間に関する太政官布告が出されましたが、終戦後の昭和22年に廃止されていますが、今日でも日本人の精神の中にこの太政官布告の忌中・喪中期間の考えが色濃く残っているようです。喪中はがきを出す、神社への初詣をしないなどです。

さて、築地本願寺ですが、外観が仏教の発祥地であるインド風の様式であり、訪れる人の興味を惹いています。外国人の参拝者も多いと聞いていましたが、確かに、私が参拝した日も外国人がひっきりなしに訪れて、ご本尊である阿弥陀様に手を合わせていました。
私がお参りしたときには、丁度法要が始まったので、参拝が終わっても椅子に座りお経に耳を傾けていました。この間30分くらいだったと思いますが、お参りする人が絶えることなく、皆さん熱心に阿弥陀様に向かって手を合わせていました。日本での仏教の形骸化、衰退がいわれていますが、比較的若い世代も結構多く、案外、日本人は信心深いと思いました。

この築地本願寺はユニークなお寺として注目を集めています。 俺らの中にパイプオルガンがあり、毎月の最終金曜日にランチタイム・コンサートがひらかれています。1月27日はサクソフォンとパイプオルガン、2月24日はパイプオルガン、3月31日はソプラノとパイプオルガンです。さらに、婚活イベントや築地本願寺にちなんだ謎解きクイズも行っているようです。なにより、宗務長(事務方のトップ)に、慶応大卒業後銀行員、経営コンサルタントなどを歴任し、得度し僧侶でもある異色の人材が巨大寺院の宗務長に就任し、世間をあっと言わせました。
築地本願寺の取り組みは仏教寺院の進むべき道の一つを示しているような思いががしています。


(インド風の外観)




(お堂の内部)




(パイプオルガン)




(参拝記念カード)




(重要文化財指定の銘文)




<築地本願寺 ホームページ>
http://tsukijihongwanji.jp/marugoto/about/outline?fr=navi




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