花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「ボケ(木瓜)の花」

2012年04月30日 13時58分01秒 | 自然
空き地に見事に咲いているボケの花がありました。 1月や2月にも民家の庭に
ボケの花が咲いているのを見かけましたので、種類により咲く時期が微妙に
ずれるようです。















“バラ科ナシ亜科ボケ属の中国原産の落葉性低木。日本には原産のボケ(木瓜)
でクサボケ(草木瓜)がある。枝にはトゲがある。花時期は11月~ 4月頃。
5弁の花を開き、秋にはリンゴに似た香り高い黄色の果実を結ぶ。 11月頃から
咲き出す花は 「寒木瓜(かんぼけ)」と呼ばれることがある。平安時代に中国から
渡来したといわれている。江戸時代になって園芸植物として栽培されるようになっ
たが、大正時代になってクサボケ(草木瓜)と渡来した中国原産のボケ(木瓜)を交配
して多くの新品種が作り出された。花の色が紅色の「ヒボケ(緋木瓜)」、紅白まだ
らの花は「サラサボケ(更紗木瓜)」。「シロボケ(白木瓜)」や「ショクボケ(蜀木
瓜)」など、150~200品種が存在する。“



(2012年4月30日   花熟里)
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「コイノボリ(鯉幟)」

2012年04月28日 12時25分03秒 | 風物
連休に入りました。 今日(28日)は快晴。農家の庭先に大きな
コイノボリ(鯉幟)が飾られていました。


















(2012年4月28日   花熟里)
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ミツバツツジ(三葉躑躅)

2012年04月26日 15時48分54秒 | 自然
畑の中に、ミツバツツジ(三葉つつじ)が密集して見事に咲いているのを見かけました。
























“ツツジ科 ツツジ属の落葉低木。日本(関東・中部)。枝先に3枚のひし形の葉をつけることから一般にミツバツツジ(三葉躑躅)と呼ばれている。樹高:2 m~3m。開花期:3月中旬~5月上旬。花色:紅紫が基本、桃・白あり。花径:3 cm~4cm。花が終わってから葉が出てくる。“







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「脳卒中と”てんかん”」

2012年04月23日 16時25分33秒 | リハビリ・健康管理
2011年4月に栃木県鹿沼市で起きた小学生6人がクレーン車にはねられ死亡した“てんかん”発作による事故後、“てんかん”症状を持つ患者の運転免許の取り消しが急増していると報じられています。即ち、2010年までは、毎年ほぼ同じ水準(170~180件)だったものが、2011年には292件と大幅に増加しています。さらに、この4月に、京都の祇園で発生した7名の死者を出した事故は、車の運転手に“てんかん”症状の持病があったとされ、自宅から抗てんかん薬が押収されたていたと報じられています。いずれも、勤務先には“てんかん”症状があり服用中であることを申告していなかったことも、国民の間に多くの反響を呼んでいます。



(日本てんかん学会)
人間の脳には100億を超える神経細胞があり、その神経細胞一つ一つが様々な脳の活動に従事しています。脳は大脳皮質、白質、基底核、脳幹、小脳などから成りますが、この中で大脳皮質と呼ばれる脳の最も表面に存在する部分は、感じたり、考えたりする高度な仕事をしています。その神経細胞の電気的活動が様々な原因で異常興奮を起こす、例えていえば「ショ−ト」を起こす状態がてんかんともいえます。電気が「ショート」を起こした場合は火花が散りますが、神経細胞は脳で様々な役割で仕事を行っていますので、全身のけいれんを生じたり意識がなくなったりするのです。では神経細胞が異常興奮しやすくなる原因とはどんなものがあるでしょうか?大きく分けて2つ考えられています。

・ 脳に異常興奮しやすい素質がある場合(特発性てんかん)。 
・脳に様々な病気が存在するために脳が興奮しやすくなる場合(症候性てん かん)
。

病気の頻度を表すのに一般的に有病率(ある設定した調査日における患者数)で示しますが、てんかんの場合、人口1000人に対し4〜9人(人口の0.4〜 0.9%)とされており、一般人口の100人から200人に一人が罹患していることになります。



日本では約100万人の“てんかん”症状の患者がいるようです。 脳を持つ動物である人間は誰でも“てんかん”の症状を起こす可能性があるわけです。“てんかん”については、多くの人は、「突然発作を起こし、轢きつけや痙攣を起こし、口からアワを吹きながら倒れる」というような症状を思い浮かべるのではないでしょうか。 一般国民の偏見や無理解ゆえに、“てんかん”症状を持つ患者や家族は、ひたすら“てんかん”のことを世間には隠してきたと思います。 鹿沼や京都祇園での事故当事者が勤務先に無申告だった理由もこの辺にあると思われます。



(日本てんかん学会) 
最もよくみられるものは、全般性けいれん発作(正式には全般性強直・間代発作と呼びます)で昔、大発作と呼ばれていたもので、その他にも欠神発作のように10-30秒程度ぼ−っとした状態(欠神状態)のみで終始するものもあります。また部分発作と呼ばれる脳の一部分のみ が異常興奮する場合には、体の一部分のみに運動、感覚異常が見られます。』 


したがって、“てんかん”症状のある患者といっても、症状により、対応が異なることに留意しなければなりません。“てんかん”の症状のある人でも、医師の指示に従って正しく投薬治療をし、一定の条件を満たしている場合には、運転しても差し支えないとされています。しかし、鹿沼や京都祇園のような事故が発生すると、“てんかん”症状患者が運転するのは危険として、一律に禁止するような声が大きくなりがちです。 今の日本ではこの風潮が感じられるのが気がかりです。

警察庁の片桐長官は、「運転に支障をきたすような持病のある人の運転免許取得のあり方について、法改正を視野に有識者の懇談会を開催する」と話しています。 “てんかん”症状について国民の多くが正しく理解していない状況ですので、“てんかん”症状のある患者が車を運転すること不安を抱くのも止むを得ない面があると思いますが、国は国民に対して、“てんかん”を正しく理解させる努力をするべきですし、マスコミも事件報道に際しては、誤解を助長させないように報道しなければなりません。 片桐警察庁長官の発言はよく読めば正しいのですが、痛ましい事件の直後でもあり、タイミング的に非常に誤解を生じやすいと思います。



(日本てんかん学会)
「服薬中の患者さんの場合でも、発作が過去2年以内に起こったことがない場合で、ある条件 (服薬を変更しない、怠薬しないなど)を満たせば運転免許取得が可能です。主治医の診断書または日本てんかん学会認定医による臨時適性検査を受ける必要があります。ただし、運転を職業とする免許は取得できません。」



さて、われわれ脳卒中患者は、後遺症に様々な症状が現れます。 ほとんどの人が、半身麻痺や痺れ、運動障害、感覚障害、嚥下障害、視覚障害、記憶障害、言語障害、疼痛、等々のいずれかの症状で苦しんでいます。

 私も脳出血後に左半身が麻痺し、きつい痺れ、運動障害、感覚障害、がありますし、感情の起伏が激しくなっています。 また、発症場所が視床だったこともあり、麻痺した足には視床痛(疼痛)がありますし、時々、麻痺した足が軽い痙攣をおこすこともあります。 幸いにも、いまでは疼痛は弱くなりましたが、まだまだ残っています。 退院後の通院の際に、医師に、きつい痺れや疼痛を訴えたところ、「がまん出来ないくらいであれば、抗てんかん薬を使って症状を和らげる方法もあるが、服用してみるか」と医師にいわれましたが、「なんとか我慢できるので、様子を見させてほしい」と話し、現在まで坑てんかん薬は使っていません。

脳卒中患者も脳の組織が一部とは言え損傷し、正常な情報伝達が出来なくなっていますので、脳から誤った信号が発信され正常でない動きが起きることがあります。 まさに“てんかん”の症状を持っていることになります。視床痛や、時々麻痺した足が軽い痙攣を起こしたり、麻痺したまぶたがピクついたりするのもその現れです。 脳卒中患者で抗てんかん薬を常用している人は多いと思います。 抗てんかん薬という名前の薬を使うことに抵抗を持つ人もあると思われます。多くの国民に刷り込まれた“てんかん”への偏見が無くなるのは長い時間がかかると思います。

“てんかん” は精神疾患ではないにもかかわらず、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)」の対象であり、認定されると、「精神障害者保健福祉手帳」が交付されます。 “てんかん”への偏見をなくしていくためには、国民の頭に刷り込まれた「てんかん」という言葉ではなく、新しい言葉を使うようにすることと、患者の精神的な負い目をなくするために、適用法律を「精神保健福福祉法」ではなく、独立の法律とすることなども早急に検討するべきと思います。



<持病者の免許制度、法改正検討~警察庁長官【日本テレビNNN:4月20日)

 京都市東山区の祇園で軽ワゴン車が暴走し、通行人7人が死亡した事件を受け、警察  庁・片桐裕長官は19日、運転免許制度の在り方について法改正を検討する考えを示し た。
 片桐長官は19日の定例会見で、祇園で起きた事件で容疑者の男がてんかんの持病を隠 して運転免許を更新していた事実を踏まえ、運転に支障を及ぼすような持病がある人に 対する運転免許制度の在り方について法改正を検討する考えを示した。警察庁は、こう した持病がある人の社会参加の在り方も含め、幅広く有識者から意見を聴く有識者会議 を設置し、具体的な法改正について検討する方針。 この問題をめぐっては、栃木・鹿 沼市で去年4月にクレーン車が小学生の列に突っ込んで児童6人が死亡した事故で、遺 族が運転免許制度の見直しなどを求める17万人分の署名を警察庁に提出している。



<てんかん患者:運転免許取り消し急増 2011年は292件;毎日新聞 4月13日>)

 てんかん患者が運転免許を取り消されるケースが11年は292件と前年の172件か ら大幅に増加したことが警察庁の調べで分かった。昨年4月の栃木県鹿沼市で起きた小 学生6人がクレーン車にはねられ死亡したてんかん発作による事故を機に、警察が免許 更新者などに適性相談を受けるよう啓発活動を強化したのが主な要因とみられる。 警 察庁によると、てんかん患者の免許取り消し件数は▽07年167件▽08年191件 ▽09年190件▽10年172件と、ほぼ横ばいで推移。しかし昨年は120件増え て292件に達した。 てんかん患者の免許取得は02年の道路交通法改正で可能にな り、医師が「運転可能」と診断することなどが条件とされた。さらに運転免許試験や更 新の際、自己申告で症状をチェックする制度も導入された。全国の免許センターなどは 昨年、鹿沼市の事故を受け、てんかん患者による事故対策を強化。警察庁は適性相談を 受けるよう働きかけた結果、相談者数が増え、処分者増につながったと分析している  が、京都・祇園での事故などを受け、さらなる対策の検討を始める。同庁幹部は「てん かん患者の社会参加や事故防止などさまざまな観点から、専門家の意見を聞いたり、過 去の事故を分析し、慎重に検討を進めたい」と話している。』



【2012年4月23日  花熟里】

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クレマチス・アーマンディ

2012年04月21日 12時06分26秒 | 自然
民家の生垣に「クレマチス・アーマンディ」の花が密集して咲いています。
近寄ると良いにおいがします。

















”キンポウゲ科クレマチス属の常緑つる性花木。中国・中部~西部に自生する原種 「アーマンディー」の変種。 つる長:5m-10m。丈:5m〜10m。開花期:4月~5月、新葉が出てくる前に咲き始める。花色:白、淡いピンク。リンゴのような甘い香りがある。 花径:約4〜6cmで花弁は4枚~6枚。 葉:卵状楕円形で長さ10cm程度、やや革質。春を過ぎると古い葉が茶色く枯れたようになる。”


(2012年4月21日  花熟里)
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