蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

そばしげ  野沢温泉村

2015-07-07 22:07:25 | 蕎麦
今にもポツリポツリと雨粒が落ちてきそうな時に、お店に飛び込んだ。


お店の中は特に混み合う訳でもなかったが、漬物に煮物、ふた鉢が出てくるとはゆっくり蕎麦をお持ちください、というサインに思われた。


はたして、特に熱々のものを頼んだつもりもないのだが、とろろざる蕎麦が出てくるまでには、それなりの時間を要した。
お品書きを深読みした勝手な推察だが、こちらは多少の困難な時期に当たるのかもしれない。




しかし、このお店の平打ちの蕎麦の元気な姿は、昔と変わらない。
蕎麦汁が田舎風の薄めの味付けなのも、実に嬉しい。
このお店、ずっと昔からのこの地区の蕎麦の伝統を、にぎにぎしく宣伝することもなく伝えているような感じがする。

薬王山 健命寺  野沢温泉村

2015-07-06 21:33:06 | 神社仏閣
少し、前の記録になります。雪が完全に消えた五月の初旬に野沢温泉を訪れた。

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名物の温泉や、今はそれ程知られていない寺院の門前町として発達し、それが迷路のような町並みを形作っている。
急勾配もある街中で、すれ違いも難しい小道が輸送の中心となっているのは、のどかな時代からの遺産と思われる。


俗な世界の温泉街から、聖なる地域へと登る道筋は急な坂道となり、わざわざそれを登る人たちだけが寺院に行き着くことができる。


寺の裏山から引かれた鮮烈な流れが、参拝する者を迎える。






二つ付きの急な石段を登った先に、本堂が控えている。この石段は、なかなか手強い。








本堂は、新潟は三島郡の間瀬大工の手になるという。19世紀前半の木工だが、驚くほどの細かい造形がなされている。



金寿司  新潟県旧白根町

2015-07-02 22:02:04 | 寿司
新潟平野の運河のように、寺泊と新潟市に流れ込む信濃川を結ぶように流れるのが中ノ口川である。


白根の町は、中ノ口川沿いの堤防の奥のようなところに位置している。おそらく天井川なのだろうと思う。
新発田市郊外でランチ難民になりそうだったとき、もしかして思いこのお店に電話した。数年前にランチで伺い、非常に美味しかった記憶があったからである。そして、ランチ時間を30分過ぎての到着をお許しいただけた。


ランチの寿司10カンには、ご覧のような味噌汁や茶碗蒸しまで付く。


握りの姿は、この通り。
鯛も、ヒラメも、味が深い。
マグロも赤いだけではない。ちゃんとした酸味を感じさせる。


やはり、日本海の寿司の華は白身である。烏賊には細かい細工がしてあり,食べやすい。

10カンで1200円ですよ!
ノンアルコーツビールは飲みましたが、30分もお待たせして、これだけ食べさせていただけるとは!てすごい。