蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

といちや  上越市黒井

2015-07-28 23:05:19 | 寿司
旧北国街道をなぞる国道18号線をどこまでも北上すると、国道8号線との交差点で18号線は消滅し、その先を行けば佐渡汽船の乗り場に行き着く。そこを右折というか東方向に進み、直江津から一駅離れた黒井の駅にほど近いところにあるお店である。


割と地味な海沿いの住宅が並ぶ中に、一軒だけ食べ物屋さんがある。


このお店のお昼の売りは、13種類の具を乗せた海鮮丼である。
しかし、お昼から飲める最高の機会だったので、泥エビの塩焼きに生ビールから始めた。
泥エビ、甘さも風味も素晴らしい。養殖されて輸入される東南アジアからのエビとは比べものにならない。


続いて、上握り。巻物などにも神経が行き届いているのだが、驚くほど安い値段で提供されている。


魚の良さは、一目見ればご理解頂けるかと思う。


泥エビの軍艦巻き。甘さがすごく効いているエビだが、臭みはかけらもない。
パッと口の中に飛び込んでくる旨さ。


バイ貝も手の込んだ仕事がされて、味わいが深く感じられた。
直江津で昼から寿司を食べようと思えば、名店富寿司がお勧めかもしれない。しかし、このお店のご主人の感性の素晴らしさ。
原則、お一人でご主人が切り盛りするお店なので、定番の海鮮丼以外のものを注文すると待たされる傾向にある。しかし、このお店なら、ゆっくり待つだけのことはあると思う。