蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

中むら  与野 埼玉県

2015-04-09 23:55:08 | 蕎麦
与野本町の通りには、古くからの道筋が残されているようだ。


このお店も、それなりの歴史を持つように見えるが、実は材木商のご主人が約10年前に開いたお店である。


商売柄か、お店の内部も凝った造りである。蕎麦屋さんは、まさしく現代の書院である。


葉わさびせいろを注文した。蕎麦は二八。きちっとした太さで、ゆっくり味わうことができる。


エッジの効いた二八。小麦の柔らかい甘味を感じさせる。
食べ応えのある蕎麦である。

松本家  与野 埼玉県

2015-04-08 22:49:06 | 古民家、庭園
予野駅西口前の県道165号線沿いには、土蔵や蔵造りの民家などが立ち並び、その昔からの街道であったであろうことを忍ばせる。


その中でも、松本家はガイドブックにまで載る明治時代の建築物を残している。


町家造りの家の正面の引き戸、そこのガラスも一部は大正ガラスが残されているという。
どれがそれかは、残念ながら確認できなかった。

夜桜  神田川沿い

2015-04-07 23:31:20 | 自然
とっくに日は暮れているのだが、西の空の一筋の明るさを追うようにして神田川沿いを西に向かう。


座敷には明かりが灯され、宴席を始めるのに十分の気配を感じた。
しかし、ここで酒を始めるのは早すぎる。


江戸開幕以来大正期にいたるまで、早稲田地区は神田川沿いの湿地であり、ちゃんとした道筋さえも造られなかったようだ。現在の早稲田の町並みをまもるのは、この護岸なのだろう。
中途半端な夜景を撮ると、提灯の姿はよいのだが、コンクリートの姿がかえって目立ってしまう。


この日、天候が急変し強風が吹き荒れた。
咲き出して一週間で、今年の華の大方が終わってしまった。


そば茶房 さいや  鴻巣市

2015-04-06 21:03:47 | 蕎麦
この頃、埼玉県は蕎麦屋さんの宝庫だと感じるようになった。なぜ、そう感じたのか自分の頭を整理してみれば、
・埼玉は都心のようにお客を狭い空間に詰め込もうとしないから、蕎麦屋さん本来ののんびりとした感覚が味わえる。
・埼玉県は元々はうどんが得意な場所柄であり、麺の扱いには慣れている。
ということが、思い浮かんだ。それが当たっているかは別として「さいや」さんは、わざわざ訪ねたくなる旨い蕎麦を出す。


蕎麦はせいろと、田舎の二種類。いずれも十割。となると、数量限定の田舎を食べたくなるのは人情ではないだろうか。
汁にに少しだけひねりを効かせて、くるみだれを注文。


しっかりと、十割が味わえる蕎麦だ。


東京都心でせいろを注文しても、サイドにお皿はまず付かない。それが、埼玉の蕎麦屋さんでは結構付くことが多い。やはり、余裕のありようが違う。蕎麦と同様に素朴な味わいが深いと感じた。


ご馳走様でした。