蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

東渕江庭園  足立区

2015-04-14 22:08:32 | 古民家、庭園
足立区郷土博物館に付属して造られた庭である。


作庭は小形研三。博物館のテラスから庭を眺めると、庭園の全景が見て取れる。この地域は、マンション開発が庭園周辺にまで広がらず余分なものが写真に写りこまないのがありがたい。




臨渕亭を眺めれば、樹々の芽吹きの前の季節でありながら豊かな自然を味わうことができる。


腰掛け待合の窓ひとつ撮っても、春の息吹の力強さが感じられる。


現在、待合からみて池の向こうで建物を建築中のようだ。屋根の色はそう派手ではない良識的な範囲なのかもしれないが、工事のための目隠しシートが取り払われると視線の上部の持って行きどころがなくなるのではと思う。




この庭には凝った流れの装置が設置されている。人工の動力に依存しないと作れない流れなのだが、不思議にその機械的な動作が鑑賞の妨げにならなかった。




今回初めて訪れた臨渕亭の入口。禅寺のようなしつらえがなされていて、驚いた。


庭園の中には桜は見当たらなかったが、塀の外側の桜が満開であった。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (j-garden-hirasato)
2015-04-19 08:07:43
小形研三のお庭ですか。
雑木を多用し、
野辺の趣が感じられる庭園を多く造られた、
と聞いています。
機会があったら、
行ってみたいです。
返信する
Unknown (kikouchi)
2015-04-19 22:31:13
>j-garden-hirasatoさん
お江戸にある庭ですが、大名庭園の流れを汲むものではなく、ガイドブックの紹介文からはインパクトを感じませんでした。ところが、訪れてみると実に繊細な配慮が行き届くなかなかの庭であることがわかりました。
現状では周囲には高い建物は限られた数しかありませんが、油断しているとあっという間にマンションに囲まれた環境になってしまいそうです。
なるべく早く、お出でください。
返信する

コメントを投稿