蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

彦部住宅  桐生市広沢町

2013-05-29 22:13:33 | 古民家、庭園
彦部住宅は、周囲に堀をめぐらした中世の城館の造りである。


江戸時代の建築の長屋門。茅葺の屋根のカーブが何とも柔らかい。その奥に、茅葺の建物が何棟も見える。
菖蒲の花も咲き揃い、素晴らしい時期に訪問することができた。


母屋はかなり規模が大きい。
建築年代は17世紀前半と推定されるようだ。


座敷には上がれないので、土間から望遠で奥座敷と庭を眺める。もう少し右側の書院に座って、庭の様子を撮りたかった。




堀で囲まれた城館の中は、実に広々として穏やかな姿である。
この舘の庭は、広く展開する範囲で見るのが良さそうだ。


裏山は見事な竹林である。




舘を取り巻く堀や、搦め手の鍵の手造りの石垣まで残されている。


冬住みは長屋門に向って右手にある。
隠居所であり、昔からのスタイルを踏襲する母屋よりは、日当たりもよく居心地はよさそうだ。