蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

高桐院 大徳寺塔頭

2009-04-10 23:49:59 | 京都の建物、庭園
高桐院は江戸初期に細川家によって建立された。


大徳寺のなかでも、ひときわ見事な竹林が目を引く一画がある。それが高桐院の敷地である。


竹林の端を抜ける路地の先にお寺が現れる。


向って右手の書院は、千利休の邸宅を移築したもの。もっと創立の古い塔頭と違って、この寺の庭が草の庭である理由がうすうす感じられてくる。




書院に続いて二帖台目の茶室、松向軒がある。
流石に茶室自体は公開されていない。




客殿の庭は苔と樹木の庭である。やはりこの庭も禅寺の石の庭とは非常に様相が異なる。


先ほどの松向軒を外から眺める。


細川家が朝鮮の王城の礎石を持ち帰り造ったという、手水鉢。


庭を外れた所に、細川家代々のお墓がある。これは三斎公とガラシア夫人の墓。この灯篭は利休秘蔵の品であったという。