よく晴れて、歩くと汗がにじむような日の午前中、早稲田大学周辺を散歩した。自分の足で歩いてみると、実に様々な建築様式で建てられた建物がある事が、はっきりと分る。日本人は世界中の様々なものを食べると言われるが、建物の様式についても同じような印象を受ける。
大隈講堂は、基本的にはゴシック様式。それも、17世紀以降のゴシック リバイバルの様式といえるだろう。そういえば、日本の古い大学の校舎はゴシック形式が多く、古典主義様式のものを思い出すことができない。
演劇博物館は、英国のティンバー フレームド スタイル。この、木の柱に漆喰塗りの壁という造りは、信州あたりの古民家とも通じるものがあり、日本人には親しみやすかったのかもしれない。ちなみに、村上春樹は、学生時代にここで映画のシナリオを読みふけった、という。
大学付近の商店街の蕎麦屋さん。マンションの1階を増築したのだが、植え込みを設けるとか、瓦屋根を回すとか、建築とは言えないなりに、蕎麦屋らしい意匠作りが巧みに成されている。もちろん、中華料理屋さんがここにお店を構えたら、それはそれなりに工夫したでしょうが。
正門通りに面して、和風の住宅も残っている。母屋だけでなく、蔵も昔のままに見える。昭和の始め頃の建物だろうか。
こちらは結構有名な建物で、早大の理工学部の先生の設計だったと記憶している。こうしてみると、構造となる鉄骨などの近代的要素が前面に見えてしまう感じだ。
この建物をどう評価するかは、意見の分かれるところだろう。
大隈講堂は、基本的にはゴシック様式。それも、17世紀以降のゴシック リバイバルの様式といえるだろう。そういえば、日本の古い大学の校舎はゴシック形式が多く、古典主義様式のものを思い出すことができない。
演劇博物館は、英国のティンバー フレームド スタイル。この、木の柱に漆喰塗りの壁という造りは、信州あたりの古民家とも通じるものがあり、日本人には親しみやすかったのかもしれない。ちなみに、村上春樹は、学生時代にここで映画のシナリオを読みふけった、という。
大学付近の商店街の蕎麦屋さん。マンションの1階を増築したのだが、植え込みを設けるとか、瓦屋根を回すとか、建築とは言えないなりに、蕎麦屋らしい意匠作りが巧みに成されている。もちろん、中華料理屋さんがここにお店を構えたら、それはそれなりに工夫したでしょうが。
正門通りに面して、和風の住宅も残っている。母屋だけでなく、蔵も昔のままに見える。昭和の始め頃の建物だろうか。
こちらは結構有名な建物で、早大の理工学部の先生の設計だったと記憶している。こうしてみると、構造となる鉄骨などの近代的要素が前面に見えてしまう感じだ。
この建物をどう評価するかは、意見の分かれるところだろう。