反戦川柳作家・鶴彬の映画はすでに撮影が終わり、予定では本日編集作業も終了するそうです。
タイトルは『鶴彬―こころの軌跡』です。上映時間は約1時間30分。製作発表から8カ月余り、地元石川県をはじめ全国30都道府県の市民団体・企業、さらに1000名を超える個人から貴重な浄財が映画製作の基礎資金として寄せられました。今後は各地で上映普及運動が取り組まれます。
日本国中が戦争へと雪崩をうってひた走っていたあの時代、社会の矛盾や差別を糾弾し、弱きものに寄り添い、反戦平和のために命を賭した若き川柳人の生涯に触れることは、現代の私たちにとって様々なことを考えさせてくれ、学ばせてくれる大いなる機会となることでしょう。
どうしても鶴彬のことを映画にしたいという、熱き地元の人たちの思いは神山征二郎監督を動かし「みんなが戦争に協力んした時代に鶴彬はどこまでも純情を通した。監督料をもらえなくてもいいと思ったのはこんな生き方をした人がいたという嬉しさがあったから」(シンポジウム「今、なぜ鶴彬か?」での発言)と語らしめる程でした。
映画は3月29日(日)の「鶴彬生誕100年祭記念講演会」と合わせて生誕地石川県高松の石川県立看護大学講堂で初公開されその後、5~6月から東京・名古屋・大阪での劇場上映(予定)を経て、全国各地での自主上映運動が展開されていきます。
映画の製作普及を成功させる会では引き続きみなさんの上映運動へのご支援を募っています。ぜひご協力をお願いします。くわしくはコチラのHPをご覧ください。
映画の原作本はコチラです。