4月22日、昨年末から協力してきた絵本『みんちゃんの戦争』が完成、その出版を祝う集いが行われた。
作者は竹中三子さん(83)。昨年、2回にわたり「大阪民報」に掲載されたご自身の戦争体験を絵本にしたいと友人の方を介して依頼いただいたもの。1945年6月7日の大阪大空襲を現在の都島区で体験し、その時の様子は今も鮮明に記憶されている。憲法9条の改憲や「敵基地攻撃」「核共有」などの言葉が政権から聞こえてくる時、ご自身の体験をぜひ子どもたちに知ってほしいと意を決して自費出版された。
絵を描いたのはイラストレーターのおかねともこさん。最初の打合せで竹中さんにお会いして以来、まさに心身を捧げたといっていいほどの気持ちを持ってこの絵に取り組んでもらい、おかねさんにとっても初めての絵本となった。
集いでは「私が子どもの時に経験したことそのものが、今のウクライナの子どもたちに起きている。戦争は絶対にしてはいけません」と竹中さんがあいさつ、おかねさんによる絵の解説、大阪大空襲当時の映像を使った『みっちゃんの戦争』の背景を学ぶ講演も行われた。
この絵本を読んでみたい方、普及に協力していただける方は、以下のチラシ記載の連絡先にお尋ねを!