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真田丸の地元を訪ねてみた

2016年08月09日 | 丸ちゃんの私的時間

7月中旬の土日、思い立って信州方面へ出かけた。

車で約500キロ以上走り続けてたどり着いた上田市。とりあえずは真田氏歴史館へ行ってみた。ちょうど「大阪城真田丸(絵図、地形図・空中写真で考察する位置と形状)」という企画展をやっていた。

この歴史館は真田幸隆をはじめとする真田一族の歴史を古文書や武具などの資料で紹介、年代に沿った展示で真田氏のことが理解できるようになっている。複製品だが、真田氏が使っていた甲冑もあった。

歴史館を出て少し歩くと真田氏跡がある。幸隆、信綱、昌幸3代が居住した建物跡だそうで、このあたり一帯は「お屋敷公園」と呼ばれ、なだらかな丘陵地帯にある。

ここから車で約10分、真田氏の城跡のある山に上がっていく。NHKのドラマでは松尾城とされているが、上田城に居を移すまではここが真田氏の本城だったそうだ。左右が鋭く落ちた細い形状の山で、周囲の見晴らしがいい。ここ以外にも見える範囲のあちこちに山城があった。

上田城はたいへん観光客が多いらしいが、この城跡はちょっと町中からは距離があるので訪れる人も少なく、しみじみと当時のことを想像するにはちょうどいい雰囲気なのだ。

さてお腹も空いたので、途中にあった「幻の蕎麦」という看板を掲げていた蕎麦屋さんへと向かう。「幻の蕎麦」ねえ・・・。確かに大阪で食べる蕎麦とはちょっと違ってなかなかしっかりした蕎麦であった。ごちそう様。

上田から小布施を抜けて、飯山市に入り戸狩温泉に宿泊。主人の手打ちそばが美味かった。初めてこの地に来たが、周囲は野沢温泉、木島平、斑尾高原など温泉とスキー場が密集している地域だったことに気づく。

翌日は目当ての高橋まゆみ人形館へ。全国で巡回展示をしていたので知っている人もいるだろう。その独特の表情が描き出す風景が懐かしく、心が安らぐ。

人形館を出て、千曲川沿いのいいやま湯滝温泉へ。川面を見ながら人少ない露天風呂を楽しんだあと、ガイドマップを見ると、この辺りが映画「阿弥陀堂だより」の撮影地であったことがわかった。なるほど、これは見ていかねばと車を走らせ、山の中に入って行く。どんどん山道をのぼっていくとやがて行き止まり。これはまずいと思い直し、来た道を下っていると、それらしい建物を発見。ああ、なるほどねえ、これがあの映画でおばあさんが住んでいた阿弥陀堂かあ、とそこから見える景色に見とれてしまった。

こんな感じで初めての土地を訪れたが、うーん、飯山市はなかなかいいところじゃないか。近くには小布施もあるし、なかなか侮れない! また行こう。

 

 

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