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「支えは憲法25条」、書店界の長老が語った

2009年01月09日 | 編集・営業ふらふら雑記

 近畿の民主書店の集まり「書店近畿会」の新年会に出席しました。いずれの書店も厳しい経営状況が続き、なかなか明るい話が出てきませんが、最長老の風の本屋の店主・池田節夫さん(95歳)の話に大いに勇気づけられました。

「戦争が終わり中国から引き上げてきて、親戚のバラックに居候、まったくなにもない状態から本屋を始めた。支えは新しく出来た憲法25条だった。これがあるからこそ生きてこれた。あれから60年、店の経営はずっと赤字だったが、そう考えると今の状態は60年前から考えるとぜんぜん赤字ではない。常にプラスの状態だった。だからこの憲法がある限り、これ以上悪くなることはない、どうにでもなるという気分だ」

 戦争の時代から現代まで生き抜いてきた人だからこその実感のこもった発言でした。そうなんですね。今この瞬間と言うのは確かに大変な局面になっていますが、長い目で見ると確かに歴史は進んでいるということは見失ってはいけないと思いました。

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