いじめは必ず克服できる。現実に目をそむけず、一つ一つ解決の糸口を求め、職場の教職員が話し合い、団結し、協力し合って困難に立ち向かい。子どもを変え、父母を変え、学校を変え、地域を変えていく姿。教師集団の英知を集めた一冊。
河野幹雄編
四六判 208ページ 定価1260円(本体1200円)1986年初版
●目次紹介
第1章 解決に取り組んだ3年
・子どもの荒れと教師の悩み
・「きまり」が守れる仲間をつくる
・万引きにはこう取り組んだ
・いじめ、リンチはなぜ起こる?
・親の暴力、暮らしを見直すと
・努力をはげます教師の役割とは
・父母の子育てパートナーとして
・教師間の連帯をどう育てるか
第2章 「学校ぎらい」はなくせる
①ツッパリ生徒の文化祭
・誰もが同調し、誰もが助けない
・文化とはほど遠い文化祭を見直す
・こうして〝いじめ〟を劇化した
・教師の〝一致〟はなぜたいせつか
②学校に来ていることこそ大切
・どうつくる? 登校したくなる学級
・短時間でもできる文化活動
・挑戦、がんばり、その後
・学力と教科外活動はこうかかわる
第3章 どう育てる? やさしさとやる気
・1人ひとりの子どもをとらえる
・子どもの暮らしと心をつなぐ
・子どもの生きる力をはずませる
・子どもに生命の尊さを教える
・父母と手を結び心を通わせる
第4章 どんな子が崩れやすいか?
・見落としてはならない20のヒント
あとがき