ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

『奇跡』

2005-12-18 | 考えたこと
2005年の夏は

静かに降り積もるものに埋もれてみたり

毎日 朝早くから一人ぼっちで
どこへも出られずに留守番をしながら 
過食してみたり

掃除もせずにいて 自己嫌悪に陥ってみたりしながら

過ごしていた。



前にも書いたが 亭主がへろへろになってからは
やたらと 外食と カラオケが増えた。

うつうつとしているのに飽きると
私は声を出したくなるので。

「カラオケいきたなー。」と言うと
週末には カラオケだった。



亭主は 気に入った曲でも
ただ聞いていては 覚えない。

歌詞カードを見ながら じっくり耳を傾け
少しずつ声に出していって
やっといくらか歌えるようになる。

そんな亭主が ある日
カラオケに行く、という時に
「よし、今夜は ママのために歌うぞ!」
と言った。

それが、『奇跡~大きな愛のように~』だった。



さだまさしという歌手については
好きな人と嫌いな人とがはっきりしている方だと思う。

亭主も私も 青春を 
フォークやニューミュージックの時代に過ごし、
二人とも さだまさしは、好き。

亭主が歌った さだまさしの歌、
『奇跡~大きな愛のように~』の歌詞を紹介したい。




どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道のぼるのは あなた独りじゃない

僕は神様でないから 本当の愛は多分知らない
けれど あなたを想う心なら 神様に負けない
たった一度の人生に あなたとめぐりあえたこと
偶然を装いながら奇跡は いつも近くに居る

ああ大きな愛になりたい あなたを守ってあげたい
あなたは気付かなくても いつでも隣を歩いていたい

どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道のぼるのは ななた独りじゃない♪




今日と未来の間に 流れる河を夢というなら
アナタと同じ夢を見ることが 出来たならそれでいい
僕は神様でないから 奇跡を創ることは出来ない
けれどあなたを想う奇跡なら 神様に負けない

ああ大きな愛になりたい あなたを守ってあげたい
あなたは気付かなくても いつでも隣を歩いていたい
ああ大きな夢になりたい あなたを包んであげたい
あなたの笑顔を守る為に多分僕は生まれて来た

どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道のぼるのは あなた独りじゃない♪



さだまさしの歌のメロディーは
けっこう歌うのが難しい。

この曲も 歌い出しが難しく、音がはずれそうになる。

亭主が歌い始めたとき、
私は心配しながら じっと聞いていた。

なんとか無難に、音をはずさずに歌いだしたので
ほっとしたとき、
私は亭主の視線を感じた。

・・・・・・そうだった!

この亭主は こういうワザとらしいことをする奴だった!

ママのために、と言っていたじゃないか!

じっと私のほうを見ながら
神様と自分とを比べるような 不遜な歌を歌う亭主だ。

こういうワザトラを 私は 大嫌いなのになあ!



写真は 近所の大イチョウ。

先々週は 黄緑色も混じった 美しいグラデーションだった。

12月のユリ

2005-12-18 | なんでもないこと
今年の秋も 義さんに球根をいただいた。

だから 植えつけた。

そしたら どんどん伸びて つぼみをつけた。

どうやら 低温処理をしてあったらしい。

冷蔵庫から出されたユリが
「春だ!」と勘違いして
花を咲かせる。

寒い春だね。

庭のプランターでは可愛そうなので
切り取ってキッチンで楽しんでいる。