ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

牛乳神話(1)

2007-08-16 | 食生活
3度目の電話の時、義父に言った。

「お義父さん、試しに、牛乳を飲むのを止めてみてください。」

義父はびっくりしていた。







デュランタが咲いている。






日本人は、(と 枕に置いていいのだろうか?)

真面目すぎる、と思う。

健康にいい、となったら 毎日食べようとする。

オルニチンで筋肉増強もいいけれど

食品で食べれば
もっと身体にいい成分や 身体の毒消しになる成分を
もしかしたら 一緒にたっぷり摂取することができるかもしれないのに

単独で摂って 効率化しようとする。

これこれの食品が 何々に良い、となったら
毎日 毎日 食べようとする。

日本人って、人類って、
そういうものを毎日食べて
今日まで生存してきたんだっけ?







蜜があるらしい。






実は私も 牛乳が健康にいいと信じて
何十年も!!!!!飲んできた。

ヨーグルトはもっといい、と信じて
ヨーグルトメイカーを買って 自分で作って 
家族に毎日食べさせようとしていた。

というか、食べさせていた時期があった。

もしかしたら それは 間違いだったのかもしれない、と
今は思っている。






牛乳は好きだ。

水のように、麦茶のように ガブガブ飲む。

お風呂上りに 1リットルパックをまるごと全部飲んだことも
何度かある。

カルシウムが豊富で
しかも カルシウムの吸収が良くて
値段も大衆的。

カルシウムは大切。

胎児の栄養のためにも大切。

だから 妊娠中は 毎日飲んだ。

妊娠前にも ほとんど毎日飲んでいた。

授乳中にも せっせと飲んだ。

子どもにも せっせと飲ませた。

だって、カルシウムだもん。

お医者さんだって 偉い<博士>だって
そう言ったり書いたりしてるもん。

<牛乳神話>、
ずっと信じて 生きてきた。






そしたら、
牛乳はよくない、と言い出す人たちがいたので びっくりした。

ちょうど 義父のように。

そんなことが書かれた本が売れたら、
牛乳の消費が落ち込んで 「牛乳余り」が深刻化した。

年末には 牛乳を捨てている映像が ニュースで流れたりもした。

今年の1月だったと思うが
牛乳の消費をなんとか持ち直したい団体が
新聞紙上で反論を展開していた。

その反論は 私には 理屈になってないように思えた。

やっぱり 牛乳は あまり飲まないほうがいいんじゃないのか?

「牛乳神話」のタイトルで 
私が目にした 牛乳に関する話を 
これからポツポツと書いていってみようと思う。













絶句している電話口の義父に向かって、

「もちろん 美味しくて 好きで 飲んでるんでしたら、
 これからも 飲んでもいいんですよ。

 でも、毎日飲むのは、ちょっと止めてみませんか。」

と言ったら

「いえ、ねえ。

 好きってわけではないけども、
 今まで、習慣として 飲んできたものだから。」



ああ、そうだった。

義母は 牛乳が身体に良いと信じて
毎日 自分でも飲み、
義父にも飲ませてきたのだった。

年をとってきたから、
骨のために、忘れずに飲むようにしないと、と
ビン牛乳を 毎朝配達してもらっていたんだった。

母はそのまま、
義父はレンジでチンして温めて飲んでいた。

義父は 温めないと 牛乳で下痢するタイプ。

「一日に味噌汁を三杯飲むと 塩分の摂りすぎになるんだって。」

と言いながら
お昼の味噌汁を止めて 牛乳を飲んでいたのだった。



でしゃばりな嫁が 

「とりあえず、3ヶ月。

 3ヶ月、飲むのを止めてみませんか。」

と。

あれから そろそろ 2ヶ月以上。

何か変化があっただろうか。

明日は 亭主の実家に 行く予定。