ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

クマ年生まれの男の子

2005-02-16 | こどものこと
娘が一日遅れで買ってきた、
息子のためのチョコレート。
安くなっていたとか。
「これをあげたかったのよ!
 クマ年生まれだもん。」



つまり、息子は クマ年生まれの男の子。
これは 息子が保育園児だった頃の話。



「パパは、○○年、
 ママは△△年、
 (ワタシ)は◇◇年・・・」
と、家族の食卓で 楽しいおしゃべりのひと時。

「(ボク)は・・・?」

息子の顔は、期待でいっぱいで、
ふくらんで見える。
(ワクワク!!!)

「(ボク)は、辰年ね!」



すると、息子の大きな瞳は みるみる涙でいっぱいに。

「どうしたの?」
みんな、びっくり。

ぽろりと 涙のつぶを こぼしながら、
息子は それでも はっきりと 不平を言った。

「(ボク)、クマ年がい~い!」
「・・・・・・」

一瞬の間をおいて、一同(といっても三人だけど)、
大爆笑!

本人は覚えていないこの話、娘も私も大好き。



ぬいぐるみのクマさんみたいに プクプクしていた息子。

こんなに可愛いエピソードをもつ息子だけど、
今では 可哀相なくらい低い声。
ウチ中で一番背が高い事だけが自慢?

大きな瞳はまつ毛も長くて、
しかもクルンと上向きにカールしている。
中学の時から使い始めた 眼鏡にさわりそう。

それなりに 高校生らしく(?)
悪いこともいろいろ覚えたけれど、
わたしの目には まだ プクプクの 
クマ年生まれの男の子に見えるときがある。

もうちょっと。
もうちょっとだけ、
素直でいてくれたらなあ。