心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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少し涼しげなものを

2014年07月08日 | ほんのすこし
古いマウス画から 少し涼しげなものを出してみました。

海にはもう何年も行っていません。子供たちが小さい時は行った気がしますが。仕事の関係で家族がそろってどこかへ行くということがなかなかなかったのです。もし出かけるとすれば わたしが子供たちを連れてどこかへ行く それが常でしたね。休みが月一ぐらいしかなかったから。ほとんど父親不在状態?そんな週末を過ごしてきたので 海は なんとなく憧れでした。だからなのかな。マウス画でよく海を想像して描いていました。

でも ほんとは海の塩の匂いが苦手でした。今はどうなんだろう。
でも 海に沈む夕日を見たい気持ちは 今もあります。
ただ夕日だけを見るためだけに 行ってみたいなと。
友人夫婦がよく休みになると 気軽に海に行っているようです。海には思い出がいっぱいあるのだとか。羨ましいなと思います。そんな思い出がたくさんあるなんて。

でもわたしにも思い出はあります。海といえば・・・
小学生のとき 珍しく父が弟とわたしを連れて海水浴に行こう!と言ってくれました。母はどうして行かなかったのかわかりませんが。当時は列車に乗っていくのでしたが、列車に乗るということはあまりなかったので 混雑している駅のホームで 何を勘違いしたか わたしは反対側の列車に乗ってしまったのです。窓の外を見て 反対側の列車からわたしを指差し 呼んでいる父と弟の姿を見つけ 一瞬 真っ青になったことを覚えています。発車のベルが鳴っている中 慌てて列車から降りて 階段を上がり もう少しで出るという列車に飛び乗りました。
わたしが無事に乗った途端 列車はガタンと大きな音をたて、動きだしました。
父がこれまで見たことない心配そうな顔でわたしを見ていました。わたしは泣きそうになりそうでしたが、こらえて謝りました。
父は 何も言わずに わたしに空いている席を指差し座るよう促しました。そばで弟が
「姉ちゃん なしてあっちに乗ったんだぁ?」
とからかうような声で言いましたが、知らんふりをしていました。

内心 あのまま向こうの列車に乗っていたら どうなっていたんだろ・・・と考えると恐ろしさで胸がどきどきしていました。父が何も言わずに ジュースを飲ませてくれたので ようやくホッとしました。

海に行くというと 必ずあのときの光景が目に浮かんできます。
たぶん 父はもう子供たちを連れて海水浴に行くのは止めようと思ったことでしょう。それから行った記憶は思いだせないのです。父もきっと怖い思いをしたのだと思います。母のいない時に 子供とはぐれてしまうなんてこと あってはならないと思ったでしょうから。

涼しげなものを と思ったのに 内容は暑苦しかったかも(笑)






これで 少し涼しくなれるといいのだけど♪


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