ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

とらや @岐阜県多治見市 (※閉店)

2020年03月20日 | 岐阜県(東濃)

かつて遊郭(西ヶ原遊郭)だったという岐阜県多治見市の御幸町あたり。細い路地には往時を想像させるような建物も少しだけ残っているが、久々に散策してみるとそのうちのひとつ「旧・多治見温泉」の雰囲気ある木造建築が取り壊されて更地になってしまっていた。残念。その少し北にある和菓子の「とらや」に立ち寄ってみた。全国に広がる和菓子の「とらや」の屋号。系譜というのが存在するのか知らないが、古い街なら1軒はその屋号の店がありそうだ。こちら多治見の「とらや」もなかなか雰囲気のある店舗。ガラス引戸を開けて中に入ると様々な菓子が並んでいる。もう春の菓子が出揃っているようだ。愛想の良い女将さんに「桜餅」「しそ巻き」「草餅」の3種類を包んでもらった。

家に持ち帰っていただく。「桜餅」は丸い形をしておらず平たい形。餡にやや乾いた皮がくるんと巻いてある感じ。こういう桜餅って珍しいかも。「しそ巻き」は文字通り赤紫蘇の葉で饅頭が包んである。ビニール個装を剥がした時の特有の香りが素晴らしい。中は少し細かい目のつぶ餡。紫蘇の葉の塩気で中の餡の甘さが引き立つ。「草餅」はしっかりとしたつぶ餡。甘さもしっかりめ。どれも旨い。熱いお茶と一緒にいただいた。(勘定は¥500程)

※閉店されカフェになっているようです(令和5年2月現在)

 

 


 

↓ 神楽町の路地にある欄干のある長屋(建築詳細不明)。こういう建物のある光景が路地の奥にふっと現れるのが多治見の街のいいところ。

 

↓ 市街から少し南に外れた滝呂町の五叉路にあった下見板張りの建物(建築詳細不明)。玄関先を見ると何かの事務所だったような感じ。

 

 

 


 

御菓子処 とらや (虎屋菓子舗)

岐阜県多治見市広小路2-56

 

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