ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

やまだ @岐阜県多治見市

2020年03月26日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市の旧西ヶ原遊郭辺りの広小路通り沿いにあるうどん屋「手打うどん・やまだ」へ。店の存在は前から知っていたが入ってみるのは初めて。近くの「とらや」で和菓子を買った後、少し遅めの時間だったが、まだ暖簾が掛かっていたので入ってみた。出来てからそう経っていない店だと思うが、まだ新しい感じでさほど広くない明るい店内。バンダナをした年配の女将さんと手伝いのお孫さん(?)が給仕を、高くなっていてよく見えないが男性が2人調理場に立っているようだ。先客は2組4名。テーブル席に腰掛け卓上の品書きを眺める。この日はいい天気で寒くもなかったので「ころ」をお願いした。

あっという間に「ころ」が登場。速い。丼ぶりの中には刻みネギ、刻み海苔、卵の黄身、練りわさびが入っている。つゆは濃いめに見えるが、いわゆる”東海クラシック”な甘味の強いものとはちょっと違うかんじ。さっそく箸でうどんを手繰り出す。艶のある麺はしっかりとしたコシがあり、旨い。喉越しも良し。途中で黄身を潰したり、わさびを溶いたりしてつゆの風味を変えてみる。あっという間に全部すすり終わった。こちらの品書きには「ころ」とは別に「ぶっかけ」もあるのだが、どう違うのか興味深い(元々この地方で「ぶっかけ」という呼び方は無かったと思う)。現在、東海地方での「ころ」と「ぶっかけ(冷)」の境界線は限りなく曖昧に思える。自分の認識では「ころ」だとうどんは水にさらす程度でつゆが少ないのが普通だが、「ころ」と呼びながらつゆたっぷりの店や、麺をキンキンに冷やす店もあるし、上にのった具材の違いだけの店もあるのでよく分からない。次は検証がてら「ぶっかけ」にしてみようか。(勘定は¥600)

 


 

↓ タイル壁が素晴らしいと聞いていた美坂町の「多治見市陶磁器意匠研究所」(昭和42年・1967・建造)。噂に違わぬ素晴らしいタイルとデザインの建物。1枚1枚色合いの違うタイルが合わさって何とも言えない質感に。近寄って観ても、離れて観ても綺麗。

 

 

↓ 通りかかって慌てて引き返した街道沿いに建つスクラッチタイル張りの建物(建築詳細不明)。日本家屋に隣接した事務所と思われるが、玄関周りの意匠も素敵。

 

 

 


 

手打うどん やまだ

岐阜県多治見市広小路2-45

 

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