ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

たねや日牟禮乃舍  @滋賀県近江八幡市

2018年06月24日 | 滋賀県(老舗)

今では「CLUB HARIE(クラブハリエ)」という名前が有名になっている「たねや」。グループ会社として手広くやっているのでここが古い店なのか新しい店なのかも知らなかったが、調べてみると創業は明治5年(1872)にまで遡るのだとか。ヴォーリズ建築を中心に訪ね歩いた近江八幡市で「日牟禮八幡宮」近くまで差し掛かった時に、小休憩で「たねや日牟禮乃舎」に入ってみた。店には人が溢れていて、買って帰る人、中で食べていく人が大勢。「つぶら餅」という小さな焼き饅頭があったので食べてみようと焼き場の前の列に並んでみた。焼き場の中には若い衆が何人も専従でたこ焼きのような丸い饅頭を焼いているのが見える。列といっても会計を待っているだけなのでどんどん回っていてすぐに購入し、それを持って奥のスペースへ。空いている席に腰掛けると店員がお茶を持ってきてくれる。

「つぶら餅」は外はカリッと、中はもちっとした丸い饅頭。皮はもち米、中には粒あんが入っている。作りたてなので熱々なのかなと思ったが、数を焼いていてそれを渡されるので温かい程度だった(熱々で食べてみたいナ)。これのぜんざいやかき氷もあり、自分が腰掛けた席は簡易の席だったが別に食事メニューもあるのだとか。ごくシンプルな饅頭なのでパクッといってお茶を飲み、次の客に席を譲った。(勘定は¥80/個)

 

 


 

↓ 「クラブハリエ日牟禮館(旧・忠田兵蔵邸)」(昭和11年・1936・建造、のち改修)。何と、和菓子屋の「たねや」に洋菓子の製造を勧めたのもヴォーリズなのだとか。

↓ 「シキボウ株式会社(敷島紡績)八幡工場事務所」(明治40年・1907・建造)。とても綺麗に整備されているが建築年代は古い。

 

↓ 「日牟禮八幡宮」の参道沿いに建つ「近江八幡市慰霊殿」(建築詳細不明)。古い建物なのかどうかは分からなかったがどうだろう?

 

 

↓ 多賀町の「旧・吉田邸」(建築詳細不明)。市に寄贈され昨年改修工事が終わったという築100年以上の町屋の建物だが何の案内も無くひっそりとしていた。

↓ 「八幡堀」の風情ある景色。雨の後で水が濁っている。今でこそ綺麗に整備されているが、昭和30年代頃は市民に見向きもされず公害の元凶になっていたのだとか。

 

 


 

 

たねや 日牟禮乃舎

滋賀県近江八幡市宮内町日牟禮ヴィレッジ

 

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