ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

日光橋食堂 @愛知県海部郡飛島村

2021年04月07日 | 愛知県(尾張)

以前から行く機会を狙っていた飛島村(とびしまむら)の国道23号線、名四バイパス沿いにある「日光橋食堂」へ。かつてはトラックの通りが多い国道沿いでよくあった駐車場の広い、いわゆるドライブ・インだ。日曜休みの店なので祝日の朝を狙ってわざわざ車を出してみた。写真が撮れなかったが、店の建物の壁には大きな”めし”の文字が力強い。こちら昭和40年(1965)の創業で現在は2代目なのだとか。車を停めて店の中へ。先客は2名。駐車場に大きなトラックが停まっていたので1人はトラック運転手だろう。デカい丼でメシを頬張っている。勝手が分からないので、しばし壁に貼られた紙短冊の品書きとにらめっこ。給仕の女性が「定食もありますし、そこから取ってもいいですよ。」と声を掛けてくれた。とりあえず「ライス(小)」と「貝汁」をお願いして、棚にいくつかならんだおかずを選ぶことに。ただ休日の朝とあってか品数は多くなく、どうしようか迷う。朝からあまり重いものは持て余しそうだったので、棚から「刺身」(キハダマグロと書いてあった)、「冷奴」を取った。

ご飯と貝汁は後から持って来てくれる。確か”小”を頼んだはずだが…、大きめの飯碗にたっぷり(笑)。貝汁も丼になみなみと。これだけでお腹がいっぱいになりそうだ。自分が刺身を取ったのを見て「お醤油持ってきますね。」とたまり醤油の入った皿を持って来てくれた。この地方の古い食堂では刺身といえば”たまり醤油”が当たり前だった。”さしみしょうゆ”と呼んだりもする。刺身はちょっと時間が経ってしまっている感じだったが、久しぶりにたまり醤油と練りわさびで食べる刺身とご飯の組み合わせは懐かしい味。自分は今は刺身でたまり醤油はほとんど使わないが、父親は大抵たまり醤油だったので、小さい頃の思い出の味でもある。刺身とご飯を大口で頬張った後に流し込むあさりの「貝汁」が旨いのなんの。全て食べ終わったが、鍋にあった漆黒の味噌に浸かった「どて」が気になったので、席を立って取りに行くと「お持ちしますよ。」とおっしゃるので「どて串」を1本だけ追加した。皿に盛って温め直して持って来てくれる。しっかりと濃いどて味噌で煮込まれた牛すじは、大きめに切られて串に刺さっている。うん、これは旨い。カドの取れた甘辛い味噌がしっかりと絡んで歯応えも良く、どうしたって酒が呑みたくなる…(我慢)。次は昼間に腹を空かせて何かの定食を大きいご飯でがっつり食べに来ようかな。(勘定は¥940)

この後の記事はこちら (2

 

 


 

↓ つい先日、100年以上の歴史に幕を閉じた創立大正元年(1912)という中川区の「下之一色魚市場」。立ち寄ってみたらすでに重機が入って早速解体工事が始まっていた。

 

 


 

 

日光橋食堂

愛知県海部郡飛島村梅之郷中梅33-3

 

( 飛島村 とびしまむら にっこうばししょくどう 大衆食堂 麺類食堂 ドライブイン 国道 トラック運転手 めし屋 漁港 閉場 しものいっしき )


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