ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

りつ + たかみ (徳川公設市場) @名古屋市東区・徳川

2024年06月09日 | 名古屋(東区・北区)

ある祝日、車で通った東区の出来町通から路地を眺めると大正14年(1925)開業という「徳川公設市場」が営業している様子。普段は平日のみ営業のはずなので、市場内のうどん屋へ寄って行こうとハンドルを切り、駐車場に車を停めた。名古屋では数少なくなった公設市場。もう営業を続けているところは僅か(4か所かな)。かつて公設市場にはたいてい持ち帰り出来る麺の玉も売るうどん屋が入っていた。そんな店はもう絶滅寸前だが、こちらに入っているうどん屋「麺家りつ」は以前に入っていた「おおや」が廃業した後の令和3年に開業した新参。元々製麺所の方だとか。開店した時には「へー、この時代に公設市場に新店?」と驚いた。

食料品売り場の奥に進んでいくと店があるが…、何か様子が変。暖簾こそ掛かっているがカウンターには物が積まれている。中には人がいらっしゃったので尋ねると、いつもは休みの日にこうして大掃除をするらしい。この日は祝日でも例外的に市場が開場する日だったが営業はしないのだとか。残念。ただ横の冷蔵棚にはうどん玉が残っていたので買って帰ることに。つゆはありますか?と尋ねると「冷凍なら」と奥から出して来てくれた。購入したのは「生きしめん(2人前)」と冷凍つゆ。

折角なので向かいにある惣菜屋「たかみ(多佳味)」(写真下)できしめんに入れる天ぷらも買って帰ることに。ずらっと並んだ揚物の中から「海老」「小海老かき揚げ」「玉ねぎ」なんかを選んで主人に告げると袋に入れてくれた。両方を食品売り場のレジに持っていき、家に持ち帰る。

家に帰って調理。といっても温めて麺を上げ、つゆに入れるだけ。天ぷらはガスコンロのグリルの”揚げ物あたため機能”を使って復活させた。具材は自分で甘く味付けした油揚げ、青菜、赤縁のカマボコを用意。天ぷらは別皿に盛っておく。つゆは所謂この地方の濃い色のきしめんつゆとは違って色も淡いうどんつゆ。味わいももちろん甘味の強くないもの。きしめんは麺線が長めで薄平タイプ。すっきりとした味わいのつゆで、妻も美味しいと平らげた。(勘定は2店分で¥1,200程)

 


 

↓ 新出来の歩道橋近くにある貨物・装飾の「水野」(建築詳細不明)。昭和の風情を残した建物。隅切りの外壁面に文字看板が貼り付いているのがいい感じ。にしても”貨物・装飾”ってどんな仕事だろう。今度はもう少し近寄ってみよう。

 


 

・麺家りつ

・てんぷら たかみ(天ぷらの多佳味)

愛知県名古屋市東区徳川町522 徳川公設市場内

 

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