ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

五宝 @岐阜県加茂郡八百津町 (2)

2024年06月08日 | 岐阜県(中濃)

東濃方面へバイクで走った帰り、八百津の町中を流していると閉店したはずの喫茶「五宝」に営業を知らせる回転灯が回っている。ちょうどコーヒーでもと思っていたので向かいの駐車場にバイクを停めて入ってみた。店内は高齢の女将さん1人。女将さんとお話させていただくと、ご主人が亡くなって7年、1度は閉店しようとしたけれど細々と続けているとのこと(時々臨時休業はある様子)。そうだったのか。今年で57年と仰ったから昭和42年(1967)頃の創業か。前回は「ブレンドコーヒー」をいただいたが、こちらは豆も種類が多いので「モカマタリ」を注文。でもこの日は切らしているようで「グァテマラはどうですか?」と勧められたのでお願いした。豆をマシンで挽いてから淹れて下さる。

「グァテマラ」はサーバーごと届けられ、ソーサー付きの洒落たカップに注いで下さった。いい香りが拡がる。市販のクッキー菓子と豆菓子付き。コーヒーは滑らかな口当たりで酸味、苦味は控えめ。誤解を恐れず言えばそばつゆのような香りがふっと鼻腔に残る。サーバーに残ったコーヒーも注ぐと1.5杯分くらいの量。BGMは映画音楽。壁掛の照明が灯る落ち着いた店内で、女将さんと色々お話させていただきながら午後のゆっくりとした時間を過ごした。来週は町のお祭りだそう(訪問4月初旬)。この祭りの為だけに故郷に帰って来る人が居るのだとか。(勘定は¥650)

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↓ 木曽川に流れ込む支流に架かるつり橋「旅足橋(たびそこばし)」(昭和29年・1954・建造)。このつり橋は米国の構造エンジニア、デビッド・スタインマン (David B. Steinman) が考案したもので、同じ構造の橋は世界で5つしかなく、現存は3つ。日本ではこの旅足橋のみだとか。構造は「下路型単径間補剛トラス吊橋」で「Florianopolis橋型」と呼ばれるらしい(分からねェ・笑)。ここも新丸山ダム完成後は水没するらしいので保存が検討されているのだそう。

 

 

 


 

 

珈琲 五宝

岐阜県加茂郡八百津町八百津3769-6

※一旦閉店されたようですが、現在営業を再開しています(令和6年4月現在)

 

( 八百津 やおつ ごほう コーヒー COFFEE 喫茶 喫茶店 自家焙煎 ガテマラ 珈琲 五宝滝 閉店 廃業 営業再開 )


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