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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

招福軒 @名古屋市西区・浄心 (※閉店)

2017年08月23日 | 名古屋(中村区・西区)

「朝ラー」なんていう言葉が聞かれるようになって久しいが、実際のところ朝からラーメンを食べようなんて思うことはそうそう無いのが普通。静岡県藤枝市のように全国的にも知られている地域や、チェーン店は別として、一般的にはその土地土地でそういう”変わった”店があるのかなという程度の認知だろう。東海地方で朝ラーといってもあまり思い浮かばないが、ここ名古屋市の浄心にある「招福軒」が朝からラーメンが食べられるとは以前から聞いていたので、ある朝にひとっ走りして店へ行ってみた。

店の前に到着したのは開店時間と思われる朝8時半過ぎ(苦笑)。店の前に路上駐車している車が2台程あったので「おっ」と思ったが、まさかそんな酔狂は大勢居ないだろうと中に入ってビックリ、既にカウンター8席は満席。その後ろで4人が待っているという状況。す…凄いなー。店員は年輩の男女4名。券売機があるのでそちらで先にチケットを購入する。ご存じの方も多いかもしれないが、こちらは名古屋特有の「好来」系ラーメンの店。古い木札に品書きやスープなどの効能が書かれているのも他と同様だ。なのでメニューも「松」「竹」などと表記されている。基本のチャーシューメン「松」を購入して席が空くのを待った。この日は若い男性客が多かったが、ほとんどがご飯を添えている。好来特有の4分割のザルで麺上げをしている厨房内。絶妙な連携でラーメンを作り上げていく。麺上げの後の湯切りが特徴的で、あまりに回数が多いもんだから暇つぶしに数えてみたら、数は決まってはいないものの、だいたい35回以上だった(笑)。しばらくして呼ばれ着席。程なくして「松」が登場。

早速スープをひと口。好来らしい角の取れたまろやかで滋味深い味。なるほど好来系のラーメンなら朝でも有りかなと思わせる。麺は太縮れで、チャーシュー3枚と極太のメンマ、それに多めの刻みネギが散らされている。朝にも関わらずスルスルと入っていく麺。太いが柔らかく薄味のメンマ、昭和なチャーシューと、どの具材も好来のラーメンとして完成されている。さすがにスープは飲み干さなかったが、「朝ラー」旨かった。みんな朝から元気だなァ(ひょっとして朝帰りの帰宅前か?)。(勘定は¥800)

「総本家・好来道場」の記事はこちら

※残念ながら閉店されたそうです(2019年7月現在)

 


 

↓ 浄心駅の東を散策してみるとなかなか味のある建物が多い。特に大通り沿いの建物は看板建築らしさが充分に残っていて、見上げると楽しい。「旅館大和」(建築詳細不明・写真下左)、「ミナトヤ洋品」(建築詳細不明・写真下右)。右側の広告塔、中はどうなっているのかな。

 

↓ 「ミナトヤ洋品」と並ぶ美容室「コワフュール・ド・アルティーム浄心店」(建築詳細不明)。塗り替えて改装してあるが建物は古そう。

 

↓ 「高橋金物」(建築詳細不明)と、「長谷川靴店」(建築詳細不明)。いくつもの看板建築が建ち並ぶ。

 

↓ 「麺類食堂・角松」(建築詳細不明)と、その隣の「日の出屋」(建築詳細不明)

 

↓ そのまた隣は衣料の「大たにや」(建築詳細不明)。こういう建物は2階を見上げると発見が多い。

 ↓ すでに営業を止めてしまっている創業明治元年(1868)の和菓子屋「飴虎商店」(昭和元年・1926・建造)。名古屋市の登録地域建造物資産。

 

 


 

らーめん専門店 招福軒

愛知県名古屋市西区上名古屋3-8-13

 

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ローリングウエスト)
2017-08-23 06:13:52
数年前に福島喜多方に朝訪問したら、朝からラーメン店の前に開店を待つ人の行列・・、小生は朝はやはり味噌汁ゴハン、またはパンの習慣が付いているのでただただビックリしました。
返信する
Unknown (ハリー)
2017-08-23 08:22:01
ローリングウエストさん、こんにちは。

>喜多方

喜多方もですか。こういう店の凄い所は休日ならまだしも
平日でもやっているところですよね。
返信する

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