ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

陣屋 @名古屋市北区・大曽根

2024年03月19日 | 名古屋(東区・北区)

久しぶりに大曽根辺りを散策。この日は車でなかったので昼から一杯やろうかなと角打ちの「佐野屋」に向かうも、中を覗くと客でいっぱい…。どうしようかと西に向かって商店街を歩いてみる。天気の良い日だったが商店街の人通りはまばら。立ち寄ったのはラーメンの「陣屋」。店の入口に能書きが書いてある通り、名古屋独特のいわゆる”好来系”(薬膳スープ)のラーメンを出す店だ。今をときめく将棋の藤井聡太が通った店としてテレビか何かに出たこともあった。中に入るとカウンター席もテーブル席も満席。カウンター席の後ろに待ち客用の椅子が置かれている。この人が居ない商店街でここだけ賑やかだ。店内はドラゴンズの選手や関取、それに六段だった頃の藤井聡太のサイン色紙が貼られている。

待っている間に品書きを眺める。「らぁめん」の前に餃子とビールと思っていたが、「ギョウザ」は週末の夜のみだとのこと…。仕方なく、席についてから「松・らぁめん(チャーシュー2枚)」をお願いした。麺は”太めん”も選べるようだが普通で。「桔梗屋食品」の麺箱があったので麺はそちらからだろう。調理場は見えないが、女将さんを含め給仕の女性が何人も居て忙しそう。後からも切れ目なく客が入って来る。

しばらくして「松・らぁめん」が運ばれた。刻みネギがたっぷりのった「松」は、厚みのあるチャーシューが2枚に太めのメンマ。スープはやや濁りがあるが、口にするとこの系統らしい優しい味わい。ややもすると茶色だの、味が濃いだのとばかり言われる名古屋の料理の中で、この系譜の店が老若男女に根強い人気で続いているというのは興味深い。麺はやや中太くらいで麺肌のつるんとしたタイプのもの。お約束の卓上の高麗人参酢を垂らしたりして味わいを変えながら食べ進んだ。これでもかと旨味の強いスープのラーメンが主流になった昨今、他の土地の人がこのタイプのラーメンを食べてどう思うのか訊いてみたいものだ。まだまだ客が待っているので、忙しい店内で優しくのんびりとした声かけで和ませてくれる女将さんに勘定をお願いした。こちらには「みそらぁめん」「ニラらぁめん」「みそカレーらぁめん」なんて変わり種もある。次はそういうのを食べてみようかな。(勘定は¥850)

 

 

らあめん専門店 陣屋

愛知県名古屋市北区大曽根2-9-75

 

( 名古屋 なごや 大曽根 おおぞね オズモール じんや 陣屋本店  らーめん専門店 秘法和漢根菜汁 好来道場 好来 らーめん専門店 薬膳ラーメン )


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