ふだん出掛けた先であまりラーメンは食べないが、深夜に小腹がすいて、結構歩き疲れてもいたので宿泊先から近かったここ「博多だるま」へ。店のHPを見ると昭和38年創業と書いてあるが、個人経営でなく会社組織のようだ。店は細い道の路地にあり、バラックのような造りの建物。深夜とあって客は少ないが、ゼロでないのはすごい。空いたテーブル席に座って基本のラーメンを注文。
程無くしてラーメンが運ばれてきた。いわゆる豚骨ラーメンで定番のネギときくらげとチャーシューのトッピング。脂が浮いてややこってりとしたスープの香りは思ったほど強くなく、食べにくさはなかった。細麺の茹で加減は普通でお願いしたが、丁度よかった（自分は「カタ」は好みではない）。チャーシューはやや脂身が多い。総じて食べやすい万人受けするだろう豚骨ラーメンだった。それでもこの位でも豚骨ラーメンを食べ慣れていない人や年輩の人にはきついだろうか。いわゆる本場の王道ラーメンなんだろうとは思うが、わざわざ遠出してもここ、という強烈な惹きはなかったかな。昔は他所にあまりない特別なラーメンだった博多風の豚骨ラーメンは今となっては探せば全国どこででも食べられるようになったし、地方でもレベルは上がっていて、自分の住んでいる地方でも人気店がある。
HPには「暖簾分け・FC展開などせずに守り続けられる門外不出の豚骨ラーメン」と書いてあるが、ん？しっかり多店舗で経営しているようなんですけど…（笑）。（勘定は￥680）
福岡県福岡市中央区渡辺通1-8-26
（博多 だるま はかただるま）
私はハリーさんと同世代ですが、
（博多）ラーメンを食べる時はバリカタとかはしないですね。
「粉落とし」とか、極々最近の話で腹こわしますよ（笑）。
店によっては「他所行ってください」って断るところもあったりします。
やっても「カタ」かな。年輩の方やこだわりのある方は「普通」「ヤワ」を
頼まれる方も多いです。
個人的には、大昔からある、食堂的な飾り気のない店が好きです。
食べ易く、豚骨としてはあっさりした味の店も多いので。
あと、化学調味料バンバンですが、好きなんですよね（笑）。
「名代ラーメン亭」「一九ラーメン」「元祖長浜屋（家）」「しばらく」「昭和 福一ラーメン」
・・・「長浜ナンバーワン」「赤のれん」等・・・。
福岡版で書き忘れましたが、ハリーさんのレポートは凄いなと思いました。
「さきと」さんの魅力が十二分に伝わってきました。
写真が無いことがかえって良い効果になっていると思います。
１つ前の記事の「更科」さん。読んでるだけで美味しそうです！。
いつか行ってみたいです。
＞大昔からある、食堂的な飾り気のない店が好きです
同感です！最近は地方の店でもコンサルタントによって造り込まれたような
無粋なチェーン店もどきの店ばかりなので余計にそう感じるようになりました。
挙げていただいた店、いつか訪問してみたいです。
＞写真が無いことがかえって良い効果になって
分不相応なお褒めの言葉、恐れ入ります（汗）。
実は酔っぱらいが撮り忘れただけなんですけどね(笑)。
自分は店の中で写真を撮ることはどうしても出来ない性質なので、味気ない
レポートになってしまいます。