ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大甚中店 @名古屋市中区・伏見

2018年06月03日 | 名古屋(中区)

明治40年創業の本店は何度も利用しているけれど、本店から角を回ってすぐにあるこちら「大甚中店」には入ったことがなかった。どういう経緯でこの至近に店を構えたのか知らないが、最近とみに混雑がすごくて座ることもままならないあちらと比べて、こちらにはそんな雰囲気は無し。ある晩に本店を覗くとすでにいっぱいだったので、初めて御園座の隣のこちらの暖簾をくぐってみた。こちらも本店と同じく「賀茂鶴」(広島)の看板を掲げていて、店の中には賀茂鶴の大きな樽がドンと構えている。店内は意外と広く9つ程のテーブル席が並ぶ。木製のテーブルは角が取れていてこちらも年季が入っていた。給仕は男性1人と洗い場に女性が2人。先客は2組だけだったので適当なテーブルに腰掛け、何はなくとも、という訳で賀茂鶴の樽酒をぬる燗で1合お願いした。本店同様に並んでいる酒肴を自分で取りに行くのだが種類はぐっと少ない。ひょっとしてあちらと同じものかなと思っていたが、見た感じではそれぞれの店で用意しているのかな。「穴子の煮付け」を取って席に戻る。

電球色の照明で落ち着いた雰囲気のもと、穴子と一緒に煮てある高野豆腐をつまみながら樽酒をやる。お約束の甘めの味付けだがなかなかいい感じ。冷蔵庫の中にもおかずがあったので取ってきた。「ホタルイカ」はちょっと下処理に難有り。「こはだ酢」は模様からいくともうコノシロといっていいくらいか。お兄さんが生姜醤油をかけてくれたのでちょいちょいと口に入れながらゆっくりと酒をやる。賑やかで活気のあるあちらもいいが、こちらの静かで落ち着いた雰囲気も悪くない(混んでいなかっただけかもしれないが)。この日はもう帰らなくてはいけない時間だったので席を立ったが、次はもう少しゆっくりしてみよう。給仕のお兄さんがビール瓶を開ける「シュポンッ!」といういい音を聞きながら勘定してもらった。(勘定は¥980)

この後の記事はこちらこちら

本店の記事はこちら

 

酒房 大甚中店

愛知県名古屋市中区栄1-6-9

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ 大甚 だいじんなかみせ 大甚本店 だいじん 居酒屋 老舗 酒場 樽酒 賀茂鶴酒造 )


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金東厨房 @岐阜県岐阜市 | トップ | 鈴や @岐阜県可児市 »

コメントを投稿

名古屋(中区)」カテゴリの最新記事