ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

岩井屋 @岐阜県岐阜市

2017年02月08日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の岩井山に「延算寺」というお寺があり、麓の少し東にある「延算寺東院」の参道で味噌田楽が食べられると知って訪れてみた。寺には詳しくはないので、この延算寺のことは全然知らなかったが、別院があるくらいなのでかなり名の知れた寺なのだろう。参道には訪れた「岩井屋」の他にもう1軒店があるが、正直参拝客以外誰が来るんだろうという、案内板も特に見当たらない鄙びた場所にあるので、2軒もあることに驚き。駐車場にバイクを停めて、いかにも宿場町の参道に建つ宿屋といった雰囲気の、歴史がありそうな建物の中に入ってみると、広い座敷があり、裏の方には新しく継ぎ足したような座敷席も見える。日曜日ではあったが、こんな辺鄙な場所なのに、店員の他にバイトの若い娘が数人も居る。まだ早い時間とあって先客は1組しか居なかったが、何人かで立ち働かなければいけないくらいの人出があるという事なのだろう。すごいなァ。さっそく「とふでんがく」と「菜めし」を注文した。

しばらくして、店先の焼き台でじっくり火を入れられたと思しき「とふでんがく」と「菜めし」が運ばれる。田楽は5本。小さめの豆腐にしっかり焼きが入っていて香ばしく、旨い。もちろん大好きな山椒も振りかけていただく。置いてあった山椒は有馬の「富士や」という銘柄で、この辺りでは珍しいもの。風味も良く楽しめた。「菜めし」は(何の葉かは知らないが)新鮮な菜っぱがほんのり香り、量はご飯茶碗軽く一杯程度。こちらもあっという間に空にした。座敷の端にはおでん鍋があり、自分で勝手に取って食べれるようにもなっている。次はおでんや、いもでんがくも食べてみたいし、隣の店「かどや」もかなりの歴史がありそうな店なので、機会を作ってまた来てみよう。(勘定は¥530)

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岩井屋

岐阜県岐阜市岩井3-3-23

 

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