ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

時代軒菓舗 @岐阜県美濃市

2017年02月03日 | 岐阜県(中濃・老舗)

岐阜県美濃市のうだつの上がる町並みにある菓子屋「時代軒菓舗」へ。こちらは昭和25年(1950)の創業だが、店は江戸時代末期の建築で、うだつの鬼瓦には家紋が入っている(写真下)風情ある建物。そんな歴史ある建物の暖簾をくぐって中へ。ガラス・ケース等に入った菓子は生菓子もいくつかあったが、焼き菓子が中心。その中から購入したのは「うだつの町」と名付けられたサブレ。買いに来た理由は”お使いもの”だったけれど、コレ、嫁の好物なので自宅用にも購入。

近くの重要文化財「小坂家住宅(小坂酒造)」(下写真参照)のイラストが描かれた包みを開けると、アーモンドスライスがまぶされたサブレが2枚づつ入っている。シンプルで、甘さしっかり。自分は初めて食べたけれど、歯触り良く、アーモンドの風味が旨い(いつも嫁にはお土産買って帰るのに、ちゃんとこっちにも分けてくれよな…)。(勘定は¥1,100程)

 


 

↓ かつては塩問屋の建物だったという向かいの現役旅館「岡専旅館」。こちらも時代軒と同じく江戸時代末期の建築だとか。

↓ サブレの包みにも描かれていた「小坂家住宅(小坂酒造場)」(寛政7 年頃・1795・建造 国重要文化財)。町屋の場合、当初は防火目的だった「うだつ(卯建)」が、その後は装飾的意味合いが強くなったのだとか。屋根は丸く盛り上がった形の「起り(むくり)屋根」。ちなみに暖簾に書かれた「百春」はこちらの酒の銘柄。よくいただくが、旨い。

 

 


 

 

時代軒菓舗

岐阜県美濃市魚屋町2192-4

 

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