地球はお祭りさわぎ / 泉谷しげる (1972)
泉谷しげるの3枚目のオリジナル・アルバム「地球はお祭りさわぎ」。ファーストがライヴだったから、スタジオ作品としては2枚めとなるのかな。プロデュースも泉谷自身とのこと。なぜか再発時にオリジナル・ジャケット(↓写真下)は採用されず、上のような意味不明のデザインになった。泉谷は過去のアルバムもオリジナル・アート・ワークで発売されていない例があったはずだが、一体どうなってんのかな。そう問題のあるアート・ワークでもあるまいし(※現在はオリジナルで発売されています)。
まだこの頃はフォーク・ミュージックの枠の中にいた彼だが、中にはロックっぽい曲や、ジャム(即興)っぽい曲も録音されている。ファンにとっては「つなひき」、「街からはなれられない」、「陽が沈むころに」などの名曲が入っているから外せない1枚。と言っても自分は今まで外していた訳だけれど…。第1期LOSERの時代から好きになったので、へヴィーにロックする泉谷から好きになった訳だが、ライヴに通うようになると時々演奏されるアコースティックな曲に触れるようになってくる。泉谷の歌詞はイメージをコラージュするような言葉遊びも多いので、一聴してもなかなか掴み辛いが、何度も聴いているとグッと入り込んでくる曲が多い(ただ都会に住む人間に限るかも)。前述の初期の名曲の歌詞はその中では分かり易いほうだろうか。ああ見えて繊細な詞が多い泉谷。照れ隠しにすぐに怒鳴るので(笑)見落とされがちだが。
オークションにて購入(¥734)
- CD (1992/11/20)
- Disc : 1
- Label : フォーライフ ミュージックエンタテイメント