ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

光村 @名古屋市北区・清水

2016年01月27日 | 名古屋(東区・北区)

昼に前を通ると待ちの客が溢れていることも多い清水の「光村」。41号線沿いに大きな建物が建つ。HPを覗いてみると創業は昭和48年(1973)だそう。店主の口上が載っているが「名古屋ヴァージョン」っていうのもあって面白い。この日は休日の昼だったから、案の上駐車場はほぼいっぱい。運良く外に出た車と入れ替わって、すぐに駐車することが出来た。店の中に入ると、L字のカウンターとテーブル席。1階はさほど広くなさそうだが、2階にも座敷などがあるそうだ。もちろん客でいっぱいだったが、待つことなくカウンターに座ることが出来た。丼ぶりなんて予約して喰うもんじゃないしね。天丼とかき揚げ丼で迷ったが、外壁に大きくわざわざ「かき揚げ」とも謳っているくらいだからと「かき揚げ丼」を注文した。ごま油のいい香りが漂うなか、厨房内は職人がいっぱいで活気がある。これだけ人数がいても、しっかり主人も揚げ鍋の前に立っている。職人たちは和気あいあいと作業していて明るい。手際よく揚げたり、つゆをかけたりしている作業を見ているのは楽しいもの。浅漬けの小皿が置かれ、しばらくしてかき揚げ丼が完成。

丼ぶりの上のかき揚げには、かかっていないところが無いか確かめるように濃い色のつゆがしっかり衣に回しかけられている。揚げ油はサラダ油とごま油のブレンドらしいが、ごま油とたれの香りが相まっていい香り。丼ぶりいっぱいに広がったかき揚げをまずひと口。サクサクカリカリの天丼が多い昨今、こちらは江戸前天婦羅らしさたっぷりで、つゆを吸った衣が少ししっとりしていて自分好み。個人的には天丼はこれでなくっちゃと思う。サクサクの天ぷらなら丼ぶりじゃなく一品づつ揚げてもらった方がいい。たれの色は濃いがサラッとしているのもいい。この地では珍しく七色は「やげん堀」が置いてある。少しづつ振って風味を楽しんだ。海老は小さくちぎられていて食感は柔らかめ。ご飯の量は普通でも充分。つゆが沢山浸みたご飯と赤出汁の蜆の味噌汁は合うなァ。大店だからと侮っていたが、旨い丼ぶりだった。人気があるのも納得。あっという間に食べ終わり、自分が勘定をする頃には外に待ち客も。それでも回転は良いようで、次々に店に吸い込まれていく。ここの天ぷらなら次はカウンターで一品づつ揚げてもらって食べてみたい。(勘定は¥1,300)

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天ぷら かき揚げ 光村

愛知県名古屋市北区清水3-19-18

( 清水 清水口 みつむら 天麩羅 天婦羅 てんぷら かきあげ 天丼 かき揚げ丼 江戸前 江戸前天ぷら ゴマ油 七色 七味 やげん堀 やげんぼり )

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