ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

芳光 @名古屋市東区・徳川

2016年01月17日 | 名古屋(東区・北区)

定休日が日曜なのでなかなか行けなかった名古屋市内の人気和菓子屋「芳光」に初めて行くことが出来た。店は出来町通沿いに建つ大きなビル。創業は昭和39年(1964)とのこと。先代は京都の老舗で修行したのだとか(暖簾のマークも一緒→ヨが四つで「よし」。たぶん)。店横の駐車場に車を停め、中に入るとガラスショーケースの中には8種類ほどの上生菓子と、半生菓子や干菓子が綺麗に並んでいた。脇には椅子とテーブルがあったので、店の中でもいただくことが出来るようだ。上生菓子はどれも旨そうで、試してみたいものばかりだったが、この店と言えばやはり「銘菓・わらび餅」。まだ一度も食べたことが無かったのでもちろんコレ。それに好物の最中「山つと」を購入した。

自宅に直行し、嫁と娘とお茶を入れて早速食べてみる(息子は感心示さず)。しっかりと紙箱に入れられた「わらび餅」は綺麗につまみ上げるのも難しいくらいの柔らかさ。なのでセロファンをつまんで引き上げる。これ以上ないというくらいプルンとした餅にたっぷりときな粉がまぶされていて、中にはこしあんが入っている。口に含むととろけるような食感と、上品な餡の甘さが口いっぱいに広がった。いやぁ、旨い。餅と餡が一体になっている。ただ柔らかいだけでなくちゃんと餅の良さが残っているのがすごい。こりゃ、みんなのお気に入りになる筈だ。発送などを一切行っていないのも分かる。もっと沢山買ってくればよかったと後悔するぐらい重さが無くすっきりした後味。錦の「川口屋」のわらび餅とよく似ているが何か関係があるのかな。もうひとつ、包装紙に包まれた「山つと」は栗入りの最中。薄い最中種(皮)の中に栗の粒入りの餡が詰められている。口に含むと、しっかり栗を主張する食感と味。こちらの餡もほどよい甘さで旨いなァ。さすが茶道が盛んな名古屋の和菓子はレベルが高い。他の菓子も食べてみたいけれど、次はいつ行けるだろうか(→すぐまた行ったりして)。(勘定は¥295/わらび餅、¥195/山つと)

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↓ 泉にある「丸井医院」(建築詳細不明)。たぶん古い建物だと思うんだけど。いかにも「医院」という感じで下見板張りの素敵な佇まい。パステルカラーもすんなりと馴染む。

 

御菓子所 芳光

愛知県名古屋市東区新出来1-9-1

( 名古屋 名古屋市 なごや 徳川園 出来町通 よしみつ 蕨餅 わらびもち 山つと やまつと こし餡 つぶ餡 もなかだね 上生菓子 朝生菓子 塩芳軒 川口屋 )

コメント (2)
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